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535回目 2020/8/31

 今回も二敗でした。


 最初に手を着けたときに出てきたお題は、『走る小説の書き方』とちょっと判断に迷う指定だった。


『走る小説』の解釈で二通りの道が伸びている。『走る(ようなテンポのいい)小説』か、『(実際に)走る(描写を中心とした)小説』か。


 一応、私は前者に受け取ったため『あ、今回ははずれ引いたな』と早々にあきらめたのだが、後者だったらどんな感じになっていただろう?


 それに、『書き方』ってお題だと『小説』よりも『創作エッセイ』を求められているような気もする。つまり、『走る小説』はどのようにしたらうまく書けるか? を解説しろと言われている感覚だ。


 しかし、添えられた必須要素(無茶ぶり)は『サスペンス』と、バリバリ物語を書かせてくる気満々なのが意味不明だ。私にどうさせたいのだ、このお題は?


 ……まあ、言葉の捉え方そのものも挑戦者の自由に委託しているのだろうから、好きに書けと言われればそれで終わってしまう話なんだけど。


 そうやって考えすぎな部分が顔を見せつつ、『1062文字』をつらつら書いたところで未完になった。うーん、なんかよくわからん物ができた、というのが正直な感想である。


 なんとなく、ストーリー展開は『古畑○三郎』のドラマみたいな感じ? 殺害シーンからの現場検証シーンを書いてはみたものの……物語の発展は終始わからなかった。


 思わせぶりなことを犯人キャラに言わせてみながら、実際どんな意味があるのかは作者である私がわかっていない。本当にこれはどうするつもりだったのか。


 とにかく、『恨みのある相手を殺した後、全身を凶器の包丁で滅多刺しにしたやべー犯人』ができあがっただけの、よくわからない作品になってしまった。


 本当、犯人キャラは何がしたかったんだろう? 機会があれば教えてほしいものだ。




 自分で書いといてだいぶ他人事な感想しか出てこなかった一回目から少し時間をおき、二回目に開いたときに出たお題は『静かな囚人』。


 このごろちょこちょこ『囚人』を『即興小説』で書いている気がするけど、私はそこまで詳しく描写できるわけではないから困るんだけど。


 しかも『静かな』って言われても……たしか刑務所の中って基本的に私語禁止だから、『囚人』の生活って『静かな』ものなんじゃ? なんてことを考える始末。


 そこに合わせる必須要素(無茶ぶり)が、『山田が犯人』という単なる名前縛りをしてきただけなのも困った。方向性が見えてこないからだ。


 とりあえず、『囚人=犯人=山田』という図式だけが完成した。あとはどう『静かな山田』を表現するかにかかっている。なんだ、『静かな山田』って?(混乱)


 今回の発想力は乏しかったようで、ほぼ指定通りに『懲役刑に服役する山田という囚人の無気力な一日』が展開されていき、『1028文字』で強制終了となった。


 ……改めて思う。どこに需要がある話なのか? と。


 いわば『獄中にいる犯罪者の日常』を想像で書いただけの、リアルで書くなら取材必須のエセノンフィクションになった感が否めない。


 この話も始まりがふわっとしていたせいで、終わりもふわっとしか考えられず、明確なイメージが作り出される前に『15分』が経過してしまった。


 何をしたかったのか、何をさせたかったのか、何を表現したかったのか?


 もう何もかもわからん状態で、ただ架空の『山田』を観察したものを描写するだけの観察日記になってしまった。何が楽しいんだ、これは? まあ、一人称視点なので観察日記とは微妙に違うのだけれど。


 うーん、今回はお題の引きが悪かったと思っておこう。私の技術力に不足があるのは承知しているが、私の感性と相性が悪かったのが大きい。


 見た瞬間に面白がれるワードもあるので、次はそんなのがくるのに期待しておこう。


 たぶん、相性が悪くとも書けるだけマシなんでしょうね。そこらへんにはあんまり目が向かないので、よかった点としてあげていいかわからないんですけど。


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