530回目 2020/8/26
今回も二敗でした。
最初に執筆画面へ飛んだときにきたお題は、『可愛い潮風』。『潮風』を『可愛い』感じに表現するとか、どうしろと?
それから見てみた必須要素(無茶ぶり)など、またしても『幼女』に当たってしまう。お前もロリータコンプレックスにしてやろうか(?)。
……冗談はさておき、一見するとどう表現していいかわからないお題だったが、映像としてはほぼ一瞬で浮かんでいた。
『大海原の中心にぽつりと立つ幼女と、幼女の足場を支えるクラゲの群れ』が、そのときに見えた光景だった。
一応、描写してみたはいいものの読み返してみても『可愛い』部分はいっさいなかった。どちらかというと、『優しい』感じにはなったが。
しかし、小説のイメージが固まっても終わりが見えていたわけではないので、幼女の気の向くままに動いた情景描写を重ねて『832文字』を書いて未完になった。
正直、この短編についてはなにも考えていなかった。ただ、自分が思うように、作中のキャラが思うように書いていった感覚だけがあった。
よけいなことを考えなかった……というよりは、考えたくなかった。執筆時の気分はほとんど最悪に近かったから。
だからか、主人公以外は誰もいない、波の音だけが聞こえる見渡す限りの海の上で、なにをするでもなく漂っていたくなったのかもしれない。
私の場合、どれだけ一人の時間を作っても、一人になりたいと思う気持ちは抑えられない。そんな深層心理が、表に引きずり出された情景なのだと思うとまたしんどくなる。
こんなものを書いたからだろうか、どこか遠くへ行きたくなってきた。体力がないので、行動範囲は狭いままだけど。
センチメンタルなことばかりで気が滅入るかもしれないが、この日はずっとこのテンションのまま進む。
二回目に挑戦したときのお題は『マンネリなこだわり』と、これもちょっと解釈に苦しむワードだった。とりあえず、『こだわり』が『マンネリ』していたのだろう(そのまんま)。
どう処理したらいいものか? と悩んでいると、目に入った必須要素(無茶ぶり)は『カレー』。しょうがない、『カレー』に『こだわり』を持たせてみるか。
というわけで、『学校帰りのカップルがカレー店に立ち寄り、毎回同じトッピングのこだわりを彼氏にとがめられる女子高生』を描くことになった。
なんで男子ではなく女子を主人公にしたのか? ……そこは『気分だったから』としか言いようがない。たぶん、前回の『幼女』に引きずられたのだと思う。
それか、この日の私は強い自己否定感に包まれていたため、『男』としての性質に耐えられなかったのかもしれない。攻撃性とか、高い自尊心とか、そういうイメージの部分に対して。
そんな心が弱り切っていた状態で『887文字』を会話で埋めていき、オチの少し前で終わってしまった。
こちらは少しだけ余裕があり、オチの想定はある程度できていた。すなわち、『彼氏が頼んだトッピングを試食したらおいしかった』という、『マンネリ』部分の脱出を狙ったオチである。
まあ、彼氏が行動に移る前に時間切れになってしまったので、『即興小説』内では口論しただけで終わってしまったのだけれど。
ちなみに、主人公の『こだわり』はプレーンの『カレー』に生卵を一個割り入れ、ルーと混ぜ混ぜしてから食べる、というもの。
私としては、たまごかけご飯やすき焼きなどをのぞいて、生卵をぐちゃぐちゃにかき混ぜるのはあんまり好きじゃないので共感はできない。
なのになぜ、主人公の『こだわり』をそれにしたのか? ……さぁ? としかいえない。そんな気分だったのだ。
……まあ、なにもかもどうでもよくなってぐっちゃぐちゃにしてしまいたい気分だったのかもしれない。それか、心の中がすでにぐっちゃぐちゃだったのか。
何にせよ、精神的なコンディションがあまりよくない状況でも、『即興小説』は書くことができたのでよかった。
なにも書けなくなるほどひどい状態ではない、と自己診断できたし。明日もこの気持ちを引きずる可能性は高いが、なんとか折り合いをつけていくしかない。
この日は個人的にとてもいやなことがあり、そのときの気持ちが強く出てしまったのか『箱庭療法』的な内容になったような気がします。
一回目は『なにもない場所で一人になりたい』気持ちが、二回目は『自分の価値観に干渉されたくない』気持ちが、それぞれ現れているように思えました。




