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53回目 2019/5/7

 数日前、音楽を聴いていたイヤホン(約千円)の片耳が無事、死亡しました。


 モチベーションの話をしていたエッセイを読んだ。


 私はかなり乱高下するタイプで、現在もトツボへ落ち込んでから()い上がっている最中であり、非常に興味深く読ませてもらった。


 とかく、私はやる気のコントロールが非常に下手だ。


 おそらく体調管理がずさんすぎるのが大きな原因なのだろうが、安定して一定以上のやる気を維持できたことが一度もない。


 高校時代まではできていたかもしれないが、大学入学以降は本当にずぼらになった。カリキュラムやバイト以外の部分では、どうも自分のことを投げやりにしてしまう。


 強い自覚があるわけではないが、セルフネグレクトの気があるのかもしれない。


 時々、自分のことが何もかもどうでもよくなるのだ。


 こういうとき、自分が高校時代に精神科に通っていた事実を思い出す。


 正直、引きこもりとなった直後の記憶は曖昧(あいまい)なのであまり覚えていないが、本気の希死(きし)念慮(ねんりょ)を抱いたことは覚えている。


 代償行動として、リストカットもやった。


 自殺の手段としてではなく、落ち込んだ気持ちを少しでも血を流して興奮させ、一時的に気分を上向きにするための精神安定行為ではあったが。


 そもそも、リストカットをした当時も『自殺の手段としてリスカは不向き』であり、『(推奨(すいしょう)はされないが)ある種の精神安定効果がある』くらいの知識はあったため、後者の効果に頼ってみたのだ。


 後は、手のひらをガリガリと爪でひっかき、皮膚を破るという自傷行為をしたこともある。あの時期は、自分を傷つけることで自分の心を慰めていたのだろう。


 今ではだいぶマシになったとはいえ、その時の傾向が全くなくなったとは思っていない。目に見えた外傷が残る行為をしない代わり、セルフネグレクト的な形で自分を(おとし)めようとするのがその証拠だ。


 話がだいぶそれてしまったが、そうした情緒が不安定であることもあり、私の意欲は非常に気まぐれで上がったり下がったりする。


 少し前に『一度寝たらやる気がリセットされる』、と書いたのもそうかもしれない。寝るという行為で上がりきったテンションをフラットに戻ってしまい、普段は一定して下り坂を作る気分がやる気をそがれる。


 なかなか習慣化ができないはずだ。


 さらに私のやっかいな特徴として、(あま)邪鬼(じゃく)の気があることだ。


 私の連載作品が運良くいろんな方々に読まれるようになってから気づいたのだが、どうやら『ブクマやポイント』が『減少する方が安心する』らしい。


 すでにエタって一年以上経つ当該小説だが、何故か『ブクマ』がちびちび増えた時期があり、言いようのない重圧を覚えて逆に不安になったのだ。


 そして今は、増えた『ブクマ』が外されるとほっとしている自分がいる……読まれてうれしいはずなのに、それ以上に期待して欲しくないのだろう。


 感想もちらほら届き、好意的な内容をうれしく思う反面、続きが書けていない自己嫌悪で落ち込むという、一般の作者では発生しなさそうな感情の化学変化が起こる。


 身勝手なのは重々承知だが、そう思ってしまうのだからたちが悪い。


 次回の更新時、前書きにネガティブキャンペーンを()せようと思っているくらいには、『読まれてうれしいのに読まれたくない作者』という矛盾した性格になっていた。


 私は本当に面倒くさい人間だなと思う。


 でも、そんな私の感性がなければ今書いている作品のようなものはできないのだろうなと思えば、とたんに切り捨ててしまうことを惜しくも思う。


 いいところも悪いところも含めて、私という書き手なのだ。


 おっさん年齢になってから言うのも何だが、自分とうまく折り合いをつける方法を見つけていこう。


 もう一方はまだ聴けるのですが、執筆時の没入感が半減するので若干不便。


 近々代わりのものを買おうと思います……ええ、ただの近況報告です。


 ちなみに、私はがっつり歌詞があるJ-POPほぼアニソンばっかを聴いて執筆してます。


 私の場合、歌詞も音楽の一部みたいに聞き流せるので、雑音(ノイズ)排除(キャンセラー)になれば何でもいいかもです。


 ほぼアニソンなのは、曲の盛り上がりや起伏がわかりやすく単純にテンションが上がりやすいので。


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