529回目 2020/8/25
今回は二敗でした。
最初のお題は『冬の秋雨』と、せめて季節感は統一しろよと真っ先につっこみを入れたワードだった。
果たして私が書かされるのは『冬』なのか『秋』なのか? ……まあ、そこらへんの矛盾もふまえて書け、ということなのだろうけど。
さてどうしたもんか、と頭を悩ませているときに必須要素(無茶ぶり)を見てみると、『囚人』の二文字が。
本来なら難しいシチュエーションのキャラ属性ではあるのだが、『季節感がわからない人』の立ち位置としてはちょうどいい感じではあった。
小説は文字だけの媒体なので、確定した季節を書かなくても問題ないのが利点でもある。加えて、情報が制限された『囚人』ならなおのこと、季節が曖昧でもさほど違和感は生じない。
そんな打算を込めて、『警務所内で問題を起こし、独房(懲罰房?)に入れられた囚人の独白』みたいなストーリーに書いていった。
しかし、当然ながら私に『囚人』の経験があるはずもなく、『812文字』くらい心の中でぶつくさ言わせたところで未完になってしまった。
主人公がどれだけの期間を『独房』で過ごしたのか、私もあんまり決めていないまま書いてしまったが、『秋雨』と思われる長雨の音が娯楽に感じるほどには、精神を追いつめていた。
たぶん、お題に対する不満を主人公の境遇にぶつけてしまったのだろう。彼(強盗致傷罪)には少し申し訳ないことをしたと思う。
最終的に終わりが見えないまま強制終了を食らったものの、お題や必須要素で課された要素は全部盛り込めたので、そこはよかったと我ながらほめたい。
悪いところだけじゃなく、いいところも自分で書いていかないと、いつか心が追いつかなくなるかもしれないと最近思うようになった。気をつけよう。
なんて、考えながらほぼ連続で書いた二回目のお題では、『強い笑い声』と前回とは打って変わってポジティブっぽい言葉が出てきた。
さぁて、これはコメディよりか? と考えながら必須要素(無茶ぶり)に目がいった瞬間、『宗教』と書いてあったので心の中で早々に前言を撤回することに。
『強い笑い声』と『宗教』って、あくまで私の感覚では『やべー臭い』しかしない。薬か? 薬をやってんのか??
などと失礼な考えが芽生えながら、それでもまだマシな方向性へやろうとした結果、『大声で笑うことで救われる、的な新興宗教が騒音問題でご近所トラブルを引き起こす』というコメディよりな話になった。
内容としてはトラブルを重ねるだけ重ねてやっぱり終わりは見えず、『827文字』で未完になった。一割くらいはモブキャラの笑い声だった気がするので、あんまり書けた気はしない。
それに、二回目の執筆ではスマホのトラブルか一度キーボード画面が消失した(バグ?)ため、一分くらい執筆できなかった時間があった。
これは私のミスではないものの、いまだiPhone6sという古い機種を使っている弊害なのかもしれない。壊れない限りはまだまだ使うつもりだ。
今後もこうしたトラブルはあるかもしれないが、そこそこにがんばっていこう。
それと関係ないんですけど、この作品って無駄に約八十万文字も書いてたんですね。長編で書ければよかったんですけどね。




