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527回目 2020/8/23

 今回は一勝一敗でした。


 本日一回目に届いたお題は『今日の夜風』と、ちょっと意識が高そうなキーワードだった。響きはきれいだけど、無個性とも言う。


 これはどうしたもんかと、次に必須要素(無茶ぶり)へ目を通したとき、私は我が目を疑った。次にスマホの画面の故障を疑った。しかし、それは依然としてそこにあった。


 ……『ペペロンチーノ』。お前、つい昨日出会ったばかりだろうが? こんなところでなにしてやがる? 居座ってないでさっさと帰れ、頼むから。


 なんて(さと)したところで『ペペロンチーノ』がチェンジしてくれるはずもなく、私は連日『ペペロン』を強いられることになった。


 私の中では小道具としての活用しか思いつけない『ペペロン』なので、今回も一つのシーンに登場させる『ワンオペペペロン』としてあつかおうとする。


 そうして『ワガママペペロン』の処理が終わったら、次は意識高い系『今日の夜風』に向き合った。くそ、病んでるメンヘラのかまってツイートじゃあるまいし……!


 どうやってそれっぽくしてやろうかと考えたところで、『思いつきで外食に出かけた男の一夜』という、字面以上の発展がないストーリーが流れたのでそれを採用した。


 思いつく展開をつらつらと書いていき、『990ペペロン』でほぼちょうど完結させることができた。ラスト数秒だったので、本当にぎりぎりだった。


 しかし、『夜風』で短編とか純文学じゃあるまいし、そんなオサレ系な小説が私に書けるはずがない。ただでさえ前日からの『追いペペロン』のせいでいっぱいいっぱいだったというのに、勘弁してほしい。


 せめて『カルボナーラ』が間に入ってくれたら持ってくれたのに。『ペペロン』のたたみかけに平然と対応できるのは『ナポリタン』くらいしかいないじゃないか。私はまだまだ『ニョッキ』の域を出ない。




 そろそろ自分がなにを言っているのかわからなくなったところで、二回目の挑戦について振り返っていこう(なんだ、『ペペロン』って……)。


 お題は『穏やかな発言』と、今思えば連続での意識高い系ワードな気もする。なんだろう、『SNSで絶対バズれ!』って強要された気分になった。


 そこからストーリー構築のヒントをもらえれば、と目を通した必須要素(無茶ぶり)は『オリーブオイル』だった。


 ……ここでも残る『ペペロン』の呪縛。そろそろ洋食縛りはご遠慮願いたいが、きてしまったものはしょうがない。


 しかし、『穏やかな発言』からの『オリーブオイル』って、どう話を展開させればいいのかぜんぜんわからなかった。そもそも『穏やかな発言(決めゼリフ?)』もぜんぜん思いつかないし。


 なので、もう自分からわき出してくる何かをそのまま書いてみよう! と見切り発車で書き出した結果、『北○の拳から飛び出してきたような同級生とファストフード店でだべる話』になった。


 ……なぜだ?


 私の頭の中がかなり不安になりつつ、会話文だけでかなり文字数を稼いで『928文字』まで書いたところで、未完のまま画面が切り替わった。


 見切り発車が原因で、最後まで話の落としどころがわからなかった。とにかく、『世紀末系友人』としてしまった彼の描写に苦心していたように思う。


 読み返してみると、『二トントラックまでなら片手で止められそうな見た目』とか、『対面に座っている友人を見上げる』とか、『教室では床に正座しないと頭がこすれる』とか、好き勝手書いていた。


 こんな人類がいてたまるか、と我ながらあきれ果てた。のだが、実際にそこそこ筆が進んだのはどういうことか?


 私はリアリティ重視でストーリーを進めていくタイプだが、割とぶっ飛んだ設定でも書けるのかもしれない。おもしろいかどうかは別として。


 なんにせよ、『ビスケットを持つようにハンバーガーを食べる友人』はやりすぎたと反省している。『消しゴムを拾おうとして机を一脚、握りつぶした』ことにしたのも反省しよう。


 頑張れ高校生。君の筋肉はたぶん、アベンジャー的な意味で世界を救える。


 この日の必須要素は完全に洋食の気分だったのでしょうか? なんにせよ、連続ペペロンは本当に困りました。明日はノーペペロンでお願いしたいです。


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