522回目 2020/8/18
今回は二敗でした。いつも通りですね。
本日一回目の挑戦で与えられたお題は、『安全な伝承』。『伝承』みたいな仰々しい言葉、久しぶりに見た気がする。ファンタジー的な言い伝えとかで使いそうな物なのに。
で、必須要素(無茶ぶり)もお題に合わせたように『宗教』となっていたので、これは『神社の神様』でやるしかない、と執筆当時は思ったのでそれで行くことにした。
まあ、単なる思いつきではあるのだが。『宗教』と『伝承』で真っ先に考えやすかったのが『神道関連の言い伝え』だっただけで、特に深い意味も思い入れもないのだけれど。
ベースがそんななので、『神社の息子が親父から自分の家系のルーツを聞く』という日常のワンシーンで短編を書くことになった。
『安全な』、とついていたので『伝承』といってもそんなに大仰な物にすることは難しく、『伝承』自体もご先祖のなれそめって感じで、雰囲気がコメディチックになった。
そうして『963文字』まで書いたが未完に終わった。割と筆は進んだ方だが、ラストの一文、二文くらいが間に合わずに終わってしまった。残念。
設定は結構なファンタジーだったが、描写内容はどこにでもある家族の日常、みたいな感じになったので読み直してみるとちょっとおもしろい。
『即興小説』では珍しく、自分でも納得できる短編ができたとは思う。それでも、ふつうに作るよりはクオリティが低いのは仕方ないけれども。
今回の敗因は単純にフリック操作の早さとか、思考時間の長さとかになるだろう。後少しで完結できるくらいに迫っていたのだから、タイムアタックでは致命的になる時間の浪費がちょこちょこ挟まっていたのは間違いない。
特に神道を説明するのと、雰囲気作りとであんまり普段は使わない言葉を思い出そうとする時間がちょっとかかったと思う。語彙の乏しさと取るかは、微妙なところか。
そこらへんは機会があれば勉強で補完するとして、自分としてはいい仕事(?)ができたと思っている。
その次に挑戦したときにきたお題は『シンプルな昼食』。私個人的にはこれまでと若干テイストの違うお題がきたと感じ、ちょっと内容に迷った。
こういうとき、わずかな可能性にかけて必須要素(無茶ぶり)にすがったりするが、こう言うときに限って『読点なし』という文体の制限がくる。
これはもう純粋に『シンプルな昼食』で話を作るしかなくなったので、ひとまずこのワードだけで発想をいろいろ転がしてみたところ、学校の昼休みがやりやすそうだと舞台を決めた。
そこから骨格として『おかずを廃した日の丸弁当をおいしく食べる高校生』の話に決定。『シンプル』をとことん『シンプル』にした結果だろう。
さらに内容を書いていく内に『一緒にご飯を食べる友人はお菓子しか食べない偏食』という設定がわき出してきて、二人の会話劇のような様相に変化。
そうして毒にも薬にもならない掛け合いを続けること『948文字』、いい線まではいったと思うが最終的には未完に終わった。
というのも、こういうキャラ同士の掛け合いってやろうと思えば永遠に書けてしまうところがあり、同時に終わりどころも見失いやすい。
まあ作者のやる気や体力がつきれば自然と会話も切れるものだが、今回は『15分』の時間制限付きなので個人的な集中力の欠如は起こらないわけで。
そうなると終わらせどころを意識して作るか用意しないといけないのだが、これが制限時間内にできなかったのだ。
こういうところで、完結作品の少なさを露呈したと感じる。『ここで終わり』とか『こうすれば負われそう』とかの勘が働かない、とでも言おうか。
要は物語の締め方のバリエーションが少ないのだ。これは語彙力とか文章力とかでは補いきれない部分だろう。作者側がどう終わらせるか、どう終わらせたら気持ちいいか、きちんと自分だけの理屈を構築していなければ難しい部分だからだ。
一応、長編で章の終わりは何度か書ききった経験はある物の、物語全体をすぱっと終わらせられた経験は相変わらず少ないし、『即興小説』でも思うように締めることができないでいる。
これからも『即興小説』をやり続ければ、締め方の勘も備わってくるかとは思うが、先の長い話になりそうだ。その間に飽きなければいいけれど。
執筆を続ける中で、私の中の欠点に気づくとすぐに効率的な解決策を求めて焦りがちで、ゆっくり一歩一歩実力を付けていくことの大事さは忘れてしまいがちである。
焦ってもどうにもならないこともある。継続していれば時間が解決してくれる問題もあるのだから、と自分のおれそうな心を支えつつがんばっていこう。
相変わらず、自分のいいところはほとんど見えないくせに、悪いところはめざとく見つけてしまう私の姑級観察眼が恨めしいです。
自分の良さにあたる部分って、私にとっては『平凡』で『ありきたり』にしか見えませんから、長所に思えないんですよね。困ったものです。




