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518回目 2020/8/14

 今回はうれしくも一勝一敗でした。


 本日一回目にきたお題は『誰かの結婚』と、また複数人が前提の話になりそうなお題がきた。


 ただし、『結婚』とシチュエーションが制限されていたのが個人的に助かった。これのおかげで、だいぶストーリーが想像しやすくなったと思う。


 加えて、必須要素(無茶ぶり)も『化粧水』と微妙に相性がよかったのも作りやすかった要因だったと思う。新婦に使わせたり、お祝いのプレゼントにしたりできそうだったし。


 私は後者を選び、『親友の結婚式でお祝いを伝えに新婦控え室に行く』みたいな、割とありふれた感じの内容になった。


 インスピレーションがすぐにわいたので書き始めも早く、私にしては珍しく終わりも早い段階で固まったので、あんまり苦労せずに書き進められた気がする。


 とはいえ『911文字』で制限時間が過ぎていまい、未完に終わってしまったのは非常に痛かった。特に、あと一行くらいで終わる、というところまできていての強制終了は残念だった。


 ストーリーはすでに上記した通りだが、ちょっとした叙述トリックを盛り込んでいて、それをオチに持ってきていたのに書ききれなかったのだ。


 主人公は女性で、基本的にウエディングドレスを着た新婦と控え室で話をしている中、新郎が様子を見に来て退散する、という流れで作っている。


 そのとき、『親友』と新婦の会話やモノローグで連呼しているのだが、それは『新婦』ではなく『新郎』のことで、去り際に小声で主人公が言葉を残す……みたいな終わりを想定していたのだ。


 その『親友』=『新郎』ということを明記する前に終わってしまったので、ちょっと中途半端な出来になってしまった。そこだけが残念である。


 それにしても、たぶん『即興小説』で初めて叙述トリックみたいな小説技法を盛り込もうと思えたのではないだろうか? 毎回『15分』では、そこまで頭が回らないので難しいのだ。


 今回は技術込みでネタを思いつけたのでスムーズだったけど、今の段階では偶然に近い書き方だろう。高望みせず、いろいろ挑戦していきたい。


 と、のんびりことを構えるつもりで二回目に挑戦したところ、お題は『求めていたのは勇者』だった。


 いつもの私の好みでいくと、『勇者』と出たら反射的にファンタジー設定を思い浮かべるのだが、『求めていたのは』という枕詞(まくらことば)が引っかかった。


 そのときの私は、なぜか『現代物か』と確信したのだ。理由はない。その場の判断が、私にそっちへ行けと促したのだ。


 それに正直、このお題でファンタジー的な話を短編で作れるとは思えなかった。直感で書いても、完全にプロローグにしかならない、という結論が頭にちらついて。


 そんな状態で横目にとらえた必須要素(無茶ぶり)は『ゴマ』と、なかなかにピーキーな組み合わせをご所望のようで変な笑いがこみ上げてきた。


『勇者』の付け合わせが『ゴマ』とか、どういう状況だよ? と、素直にワードだけを受け取った私には混乱の素でしかなかったのだから仕方がない。


 それから少し時間をかけて何とか話の筋を考えようとし、思いついたのが『心霊スポットへの肝試し』だった。


『勇者』の意味合いを『蛮勇』みたいな捉えた方にしてみて、『ゴマ』は連想から『ごま塩』がなぜか浮かんだので、これでいいやと書き始めた。


 それで何とか『969文字』まで筆を進め、珍しく完結させることができた。終わり方は若干煮え切らない区切りだったかもしれないが、私が終わりといったら終わりなのだ。


 反省点としては、変換ミスか打ち間違いか、少し時間をおいた自分ですらどういう意味か正確に伝わりづらい文章が散見されたこと。


 もしかして、お題の難しさから受けた衝撃によって動揺が残っていたのだろうか。致命的なほど多くはないものの、あんまり残したくないミスをちらほらしていたのが悔しい。


 まあ、スマホの予測変換がときどき意味不明な解釈をしやがることもあるので、運が悪かったと思って流すしかないところもあるのだろうけど。


 長文を打ってから一気に変換するスタイルだと、どう考えても文脈にあわんだろ、って変換候補が一番上にきたりもするので、そういうときは多少いらいらする。


 時間がないのによけいな手間取らせんな、と思ったことは一度や二度ではない。なんなら、ひらがな文字でさえも独自解釈で変更しやがるから、よけいにいらっとさせられる。


 おそらく、口語表現に適性がないのだろう。ちょっとした砕けた言葉の使い方をすると、強引に『テキストとして正しい』方へ修正しようとしやがるのだ。


 私が口語表現として打った文字を『誤字』扱いするスマホの予測変換機能。キーボードでやったら、もう少しストレスがない環境になるのだろうか?


 まあ、そのためにノートPCを取り出すのは手間なので、このままスマホでやるけれども。多少の不便があれども、手軽さは何よりも勝る便利な証拠なのだ。文明の利器に感謝はしている。


 あとは私の文章の癖を学んで、もう少しユーザーに沿った予測変換をしてくれれば言うことはないのだが。ほんっとうにストレスなんだよ、あれ。


 これを書いている内に、どんどん今まで辛酸をなめさせられた小さなストレス体験の積み重ねを思い出してしまい、感情的になっていったのは否定しません。


 あー、本当腹立つわー。


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