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516回目 2020/8/12

 今回は一勝一敗でした。


 この日、一回目のお題は『ロシア式の汁』……うん、『ボルシチ』一択のお題がきた。


 あまり料理に詳しくない私は、正直『ボルシチ』以外の汁物系ロシア料理を知らない。調べるにしても制限時間の『15分』ではタイムロスが命取りになるから無理。


 というわけで、実質『ボルシチ』がお題にされてしまったのだが、続く必須要素(無茶ぶり)に『難解な設定』とされてしまった瞬間にあきらめかけた。


 二度目くらいに出会った『難解な設定』……もう私に短編を作らせる気がないとしか思えなかった。『ボルシチ』にどう『難解な設定』を追加しろと?


 文句を言っても始まらない、とにかく書くしかない……そんなことは重々わかっていても、テメェふざけんな、としかいえない組み合わせにどうしようもなくなってしまう。


 何かないか、と私の中にある想像力を雑巾のように絞りつくしたところ、『料理教室の課題が味噌汁だったが、なぜか生徒は他国のスープを作った』、という謎ストーリーが誕生した。


 必須スープである『ボルシチ』をはじめ、『ビシソワーズ』や『中華スープ』でごまかしながらなんとか書き進め、『874文字』で完結してやった。打ち切りさせたとも言う。


 もうちょっと意外性のあるスープも登場させたかったのだが、とっさに頭に浮かんだのがこれくらいしかなかった。料理知識の薄さが悔やまれる。


 これを書いている今だと『フォー』なんかよかったのでは? とか考えているが、汁物と言うより麺料理なのでだめだったかもしれない。


 トルコ、スペイン、イタリア、インドなどなど、日本ではあまりメジャーでないスープを出せれば、なんて思惑は『そもそも料理を知らねぇ』というどうしようもない壁によって頓挫したのだった。


 とにかく、作中の課題だった『味噌汁』から離れれば離れるほどネタにできたのに……との気持ちがいまだくすぶっている。


 まあ、『即興小説』に出せた一つは『冷製スープ』の時点でぶっ飛んでるんだけど。『難解な設定』が調理過程にかかってしまったこの作品、果たしてどう扱っていいのやら。


 ……深く考えてもわからないので、おとなしく次に行こう。過去を振り返るより、未来に目を向けた方が健全だ。たぶん。


 それから二回目を始めたところ、『それいけテロリスト』というポップに犯罪者を書けってお題が届いた。まずコメディくらいしか書けるイメージが湧かない。


 というか、『テロリスト』って扱いに本当に困る。自陣営であれ対立陣営であれ、シチュエーションがかなり狭い範囲で限定されるのがきつい。


 今ならふと、『そういうゲーム』って設定でやればとも思えるが、ぱっと言葉だけ与えられた状態だとそこまで頭を柔らかく考えられることは少ない。


 なので、リアルよりの『テロリスト』の登場を念頭に置いてしまう。すると自然に、シチュエーションが限定されてしんどい思いをする、となるのである。


 それに、必須要素(無茶ぶり)は『繊細な心理描写』というまさに無茶ぶりで、時に話が通じない連中になってしまう『テロリスト』に合わせるには相性が悪いようにしか思えなかった。


 一応の活路は『それいけ』のポップな部分だと思い、何とか『バ○ルロワイヤル風に集められた高校生たちのテロリストミーティング』を描くことにした。


 で、『916文字』を書いたところでタイムアップ。また未完に終わったが、これはもう不得意分野に当たったと思ってあきらめがつく。


 ってか、『テロリスト』系はもうやめてほしい切実に。体感的に一番かぶったワードだと思うからよけいにたちが悪い。もう私に『テロリスト』のストックはない。


 ……それでも出されたら、何とかやるしかないのだけど。


 直接内容とは関係ないですが、最近めっきり暑くなって活動意欲全般が落ち込んでいます。暑さが心身の体力を着実に奪ってきていて……これだから夏は嫌いなんだ。


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