510回目 2020/8/6
今回も二敗でした。次にすっきり完結させられるのはいつになることやら。
今回の一回目に与えられたお題は『ぐふふ、父』という謎ワード。もうこれだけで『変態おやじ』を書け、と直接的に命令された気分になった。実際、間違っていないと思う。
それにプラスして押しつけられた必須要素(無茶ぶり)は『ゴム』。前述した『変態おやじ』との組み合わせをどうとらえるかは人次第だろうけど、私の場合バラエティ番組の『ゴムぱっちん』を最初に思いついた。
罰ゲームでよくある、大きなゴムを口にかませてびよ~んと伸ばし、いいところで話してばっちん! と顔をぶん殴るアレである。
とはいえ、単純に『変態おやじ』と『ゴムぱっちん』を組み合わせることはなぜか思いつかなかった。面白味がない、とでも思ったのだろうか? 私の頭がよくわからん。
結局決まった流れは、『バラエティ仕様のゴムを用意した変態的な父親が、自宅の庭先で人間パチンコを制作して娘に罵倒される』、というコメディ全フリの意味不明なストーリーだった。
インスピレーションで決めたような内容なのに、書き始めも執筆も早く、最終的に『1122文字』も書けた。こんな内容で自己新記録を達成するとは思っていなかったが。
なお、またしても未完に終わった。あとちょっとで締めようと思っていたところで『15分』が経過してしまったらしい。いつものパターンだ。
それにしても、我ながらぶっ飛んだ設定の話になったはずなのに、執筆速度が一番速かったのはどうなのか? ……というよりなぜなのか? と不思議でならない。
私自身、バカみたいな話も好きな方だが、普段はあまりぶっ飛んだ内容だと考えこんでしまうことが多かったのに、この日に限って筆が進んだのは謎だ。
……暑さで頭がやられた結果か? 否定できないところはある。頭が沸騰していたから、頭がおかしい設定が思い浮かんだのだろう。
うーん、変なドーピングかかった状態のデータになるので、参考になるかどうか。まあ、書いていて楽しかったから深く考えなくてもいいや。
と、少々投げやりになりつつ二回目の挑戦をしたとき、お題は『運命の償い』……また妙に重いワードが飛び出したものだ。
少し前にも『運命』がついたお題で挑戦した覚えがあるが、変に壮大な言葉がくるとどう物語に落とし込んでいいものか困ってしまう。
ロープレ系のファンタジーなら結構引っ張り出されそうな言葉なのだけど、ショートの短編に持ってくるには荷が重すぎるテーマ設定だと想ってしまう。
それに合わせる必須要素(無茶ぶり)が『高校』なのもまた、調理の難しさを加速させている気がしてならない。
何らかの形で『高校』を経由・舞台にした『運命の償い』を書く……改めて文字にすると、『セカイ系』でも書けと言われている気分だ。
何とか書いていったものの、『1040文字』で未完。っていうか、私が固めた構想自体が短編に収められるものじゃ無かった気がする。
どちらかというと、『即興小説』の短編ではなく『なろう』で出そうと思える長さの短編になっただろう。
大まかなあらすじは『小学校の時にピアノを習っていた同級生をけがさせて、ピアニスト人生を奪ってしまった男子生徒が改めて謝罪する』、みたいなもの。
雰囲気だけでも重くなってしまったのは、きっとお題の『運命』のせい。ついでに『償い』のせい。まとめられなかったのは、まだまだ根付いた悪癖のせいだろう。
本当だったら『実はピアノを習っていた同級生は普通に遊べる環境になったため、むしろいい転機だったと割り切っている』、という解釈ができそうな感じで描写する予定だった。
まあ、案の定そこまで書き進めるまでにはいたらず、どころか登場人物の二人がだらだらしゃべるシーンの途中で終わってしまった。
いろいろ肉付けが過ぎたと、今読んでも思う。たぶん、今の私には『必要な要素だけを抜き出して骨組みだけで書く』ことはできない。
なので『肉付けを行いながら書ける文章量』を探りながらじゃないと、完結はできないのだと思う。フリック操作で書くのに慣れができたから、よけいに肉付けが旺盛になっているのだろうし。
もっと想定よりも短い話を即席プロットにしてみよう。とにかく完結させたくて仕方がない。がんばろう。
たぶん、私が考えつくストーリーラインって『30分』あたりだとちょうどいい感じに書けるのだと思います。
それをあえて『15分』でやろうとするから、いろいろと無理が出てきてしまっているのでしょう。まあ、『15分』でやるのは変わりませんけど。




