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508回目 2020/8/4

 今回も二敗でした。完結が、遠い……。


 一回目のお題は『限りなく透明に近いテロリスト』。『テロリスト』に『透明』もクソもないのでは? という内心のつっこみはとりあえず置いておく。置くしかない。


 しかし、『テロリスト』ってどう描写すればいいのか、挑戦した今もよくわかっていない。私のイメージは『アルカイダ』とか『ISIS(イスラム国)』とかであるが、実態なんて知らんし。


 それに『テロリズム』は辞書で調べても『政治的目的』のために暴力も辞さないこと、と出てくるので、『透明に限りになく近い』要素なんてないんじゃね? と思ってしまう。


 強烈かつ苛烈な思想をこじらせて暴走させた果ての行為が『テロ』なのだとすると、極端な思想に煮詰めた者たちが主導で行うわけで、『透明』なんてまあ無理だろ、と。


 それでも何とか形にするため、必須要素(無茶ぶり)を確認してみたら『蛾の標本』とかよくわからんものを投げつけてきやがる。


 昆虫採集すらしたことない私に、『標本』の知識などあろうはずもなく。適当に描写するだけに終わってしまったのは悔やまれるところだ。


 それでも、『蛾』というシンボルをもらえたのでそれを『テロリスト』の特徴に組み込むことで強引に話を進め、『924文字』を書いたがやっぱり未完で終わった。


 今回のネックはやっぱり『限りなく透明に近い』という部分で、どうしても『テロリスト』を描写してしまうと何かしらの色が出てしまった。


 一応、『透明』感を出すために『テロリスト』の目的をはっきり定めず、愉快犯的な思想の組織に仕立て上げてみたものの、『蛾』をシンボルにする組織にクセがないわけがなく。


 なんかまあ、真剣にやってるみたいだけど一歩引いた目線で見ればつっこみどころ満載なシーンができあがってしまった。やっぱ無理難題だって、これ。


 これはもう、ある程度のストーリーができただけで自分をほめたいと思う。細かいところはこの際かまわない。ストーリー性が作れた。それだけで満足だ。


 些細なことでもほめてのばそう。あんまり深刻にとらえすぎたら、また自信がなくなるだけだ。せめて笑い話にしてあげないと、『即興小説』がかわいそうだし。


 ……ちょっと気分がネガティブより担っている自覚を覚えつつ、次の挑戦をしてみたところ、お題は『不思議なわずらい』だった。


『わずらい』とは、簡単に言えば『病気』とか『心配事』とかの意味を持つ言葉である。まあこれはそのまま使ってもいいだろうな、とは思ったけれど。


『不思議な』……って、どんな病気だろうか? とっさにいい病気が思い浮かばなかったので創作病気になってしまったが、世の中は広いから探せば実際にあるのかもしれない。


 今考えると『不思議なわずらい』って、そのままの意味で捉えると『難病』や『奇病』って言い換えられそうだ。治療もできず、なぜそんな症状が起こるのかわからないから『不思議』と解釈すれば。


 さすがに短時間で扱うには重いし複雑なお題だなぁ、と今さらながら思う。まあ、創作の中では現実に存在しない病気も平気で出せるから、ハードルにはならないんだろうが。


 で、そんなお題に合わせる付け合わせの必須要素(無茶ぶり)は『化粧水』。


 いわゆる『ジェンダーレス男子』とか『肌ケア』に積極的な男性とかとは違い、『化粧水』とは無縁な生活を送っているおっさんの私にとって、ぶっちゃけどういうアイテムかはよくわからない。


 辞書的な調べによると、肌の保湿効果を持続させる肌ケアアイテム、というだけの認識だ。毎日欠かさずやってればおっさんでもお肌がぷるぷるもちもちになるのだろうか? わからん。


 そんな感じで、いつものごとくふわっと理解したキーワードを組み合わせて、『化粧水を使ったら肌が荒れる』という設定でひとまず進めてみた。


 設定が固まるまで数分かかったけど、案外『1005文字』くらい書けたのは意外だった。もちろん、未完で終わってしまったが。


 やっぱり、『即興小説』だとストーリーの終わりがなかなか見えないのと、途中経過の肉付けが増えてしまう私自身の悪癖が完結を邪魔しているように思えてならない。


 前者は時々ばちっとはまるときがあるからいいものの、後者は思考の癖になっているみたいなので改善は難しそうだ。


 元々、短編に苦手意識があったのもこの考え方が原因かもしれない。短く収められないのは、書きたいことが途中で増えてしまい自然と長くなってしまうからだ、と。


 うーん、削る練習といっても『15分』でできるとは思えないので、別に長編か何かを手がけるときにでも意識するしかなさそうだ。


 とにかくやってみて慣れるしか、上達の近道を知らない。効率を意識しすぎたらそもそもやらなくなるのは性格的にわかっている。


 経験至上主義くらいが、私にはちょうどいい練習方法だと現段階では信じている。ちゃんと苦手分野を覚えたまま、修正しようと思うかが大事なのだ。たぶん。


 こういう方針って、私はかなりブレッブレになるので当てにならないんですけどね。まあ、『即興小説』で場数は踏めている感覚があるので、無駄ではないと思っています。


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