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501回目 2020/7/28

 今回はまた二敗でした。負け越し、悔しいです。


 今回一発目のお題は『魅惑の女の子』と、かなり普通な指定だった。


 ラノベ傾向の強い小説ばっかりやっていると、『魅惑』とまではいかずとも『魅力的』な『女の子』を書こうとする機会は多い。


 それにちょっと色気を足せばそれらしくはなりそうだ……と頭の中で瞬時に計算しつつ必須要素(無茶ぶり)を見たとき、一瞬思考が白く染まる。


『入れ歯』、だと……!? この瞬間、私の脳裏に浮かんだのが『魅惑の女の子(白寿(ばあさん))』だった。え、どうする?! トライアスロンでもさせてみる?!(大混乱)


 さすが無茶ぶり、どうしたものかと悩んでみたところ、もう『入れ歯』をオチにするしかない! と開き直ることにした私。


『魅惑の女の子』をそのまま描写しつつ、最後は『昔レディース(やんちゃ)してて大規模な抗争に巻き込まれたときに永久歯を全部折った』というエピソードを加え、男性と会話させている途中で『入れ歯』を落とそうともくろんだ。


 結果、『1058文字』も書いておきながら未完に終わってしまった。


 敗因はわかっている。上記したエピソードに入るまでの助走を長く書きすぎたことだ。ペース配分を間違えた、とも言える。本題に入るまでの前置きが長すぎたのだ。


 初対面の場合は特に、自分のことを話せる関係性になるまでには、ある程度どうでもいいような雑談をクッションとして挟む必要がある。


 たとえ表面上の会話とは言え、相手のことを知りもしないうちから自分語りをするなんて、それこそ泥酔状態などでもない限りやる人は非常に少ない。


 あとは、行きずりの人間関係だからこそ一方的に話せる、みたいな状況を演出するか、だろう。私の場合、どっちに転んでもいいように舞台を『おしゃれなバー』にしたが。


 しかしまあ、そうなるとストーリー展開は会話が中心になるわけで。会話をさせるとペース配分がわからなくなるわけで。


 気づいたら、キャラに任せてしゃべらせたのを書くだけ書いて終わってしまった。書いているうちに『魅惑の女の子』の相手役にした男性キャラが立ってきたので、ちょっと惜しいと思ってしまった。


 う~ん、こういう部分を地の文で『しばらく雑談しながら一緒に飲んでいると』みたいな省略ができたら、本題にさっさと入れたのだろうけど。


 まだとっさに短編・掌編(しょうへん)用の分量を計算して書けないようだ。こちらもまた慣れていくしかないだろう。


 このお題はむちゃくちゃながらも意外に楽しく書けたので、私としては完結できなかったことをのぞけば満足である。


 次に挑戦した時のお題は『彼と妄想』だった。主人公というか、主な視点の立ち位置が女性キャラクターに固定された瞬間である。


『彼』、という表記は男性キャラよりも女性キャラの方が使う印象の強い人称代名詞だったのが大きい。『妄想』はどうにでもなれ、ととりあえず放置。


 次に問題ばかり呼んでくる必須要素(無茶ぶり)だが、『チューペット』だった。私も子どもの頃によくお世話になったので、必然登場人物の年齢層が一気に引き下がる。


 そこからはただの連想で、『小学生の男女がチューペット片手に暑い夏をグチりながら妄想の話をする』みたいな展開にしていった。


 最終的に『877文字』を書いたが、もう少しのところで未完に終わってしまった。最大の原因は、よけいなことをしてしまったがため。


 実は『15分』終了の一分ほど前に小説は最後まで書き終わっていたのだが、時間が余っているからと途中に文章を付け加えようとしたら、それが途中でぶつ切りになってしまったのだ。


 本来ならば質が悪くとも完結の形で終われた方がいいのだが、欲を出してしまったのが裏目に出てしまった。


 それともう一つ反省点があるとすれば、『妄想』の使い方がなんか違ったこと。いや、『妄想』といえば『妄想』なのだが、その内容がかなり現実よりで子どもらしいファンタジーさがなかったのが、我ながらちょっと引っかかったのだ。


 こちらは『妄想』というより『子どもらしさ』の演出を間違えただけかもしれないが。子どもって人が誰しも通る時期だけど、それを書くのが本当に難しい。何考えているかわっかんねぇし。


 知識も経験も浅いから『何も考えていない』だけかもしれないが、そう振る舞い考える描写で動かすのが難しいのだろう。改善できればいいけど。


 一つはよけいなことしてしまったなぁ、と思わずにはいられない。やっぱり深追いは何事もよくないのだと悟りました。


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― 新着の感想 ―
[一言] 魅惑の女の子(白寿)読みたいですね。ガチの短編でも年齢をトリッキーに使った案として面白そうです。
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