497回目 2020/7/24
今回はまた二敗でした。お題の相性って本当に大事ですね……。
まず一回目に始めたときのお題は『反逆の独裁者』だった。はてさて、『独裁者』と『反逆』って凋落の末に底辺からの成り上がりを企てる絵図しか見えない。
しかも、そのときの必須要素(無茶ぶり)が『コーラン』となれば、最高権力者がクーデターにあう緊迫したシーンしか、私には思うかばなかった。
っていうか、地味に二回目のクソ無茶ぶり『コーラン』が鬼門過ぎる。中身を多少知っていれば何とか広げ方もわかるだろうけど、イスラム教は専門外なのでどうしようもない。
結局、『788文字』で未完に終わったが、それでも自分なりにがんばったつもりだ。もう少しで書き上げる寸前までいったのだから、自分で自分に拍手を送りたい。
しかも、私的には初めて『即興小説』でオチらしいオチを書けるという感触があった挑戦だった。お題の巡り合わせには見放されていたが、意外なところに成功につながりそうな感触は落ちているらしい。
ただし誤字、というか単語の覚え間違いに気づいた短編でもあったが。前述した『凋落』だが、意味の方は覚えていた(勢いが衰えて落ちぶれるなど)けど読み方を間違えて覚えていて変換できなかった。
『しゅうらく』と覚えていたため、漢字を間違えたまま進めるしかなかったのは痛い上に恥ずかしい。ちゃんと漢字を覚えないとなぁ、と今さらながらに反省するばかりである。
その次にやったときのお題は『男同士の心』。友情関連しか思い浮かばなかった私の発想力はやっぱり狭いのかもしれない。
それに付随してやってきた必須要素(無茶ぶり)は――『織田信長』。はい、無茶ぶり。有名な戦国武将ではあるものの、歴史物に手を出したことのない私に大した知識はない。
また『なろう』でも『織田信長』は有名な武将であることから、時代小説の題材もしくは登場人物に組み込まれている作品も多いだろうが、あいにく私は読んだことがない。
こちらもまた、私にとっては『コーラン』並に詳細不明の単語をパスされただけの厳しい要素と言える。本当、無茶ぶりは勘弁して欲しい。
何とかがんばったが『761文字』で未完になってしまった。会話劇っぽい様式で進めていったらそこそこ文字数を稼げた、というだけで短編としての手応えは全くなかった。
そもそも、こちらの方は締めまでの青写真すら浮かばなかった。思いつきだけで文字を書いていったようなもので、我ながらなにがしたいのかわからないまま強制終了を食らっただけに過ぎない。
すぐに身につくものではないが、やっぱりアドリブ力の不足が目立ってしまう。トレーニングを続けていって、少しでも鍛えられればと長い目で期待するしかない。
相性が悪いお題でも、自分の得意な領域に引っ張り込んでそれっぽいものを書くことができれば、キーワードにおびえながらの執筆からは解放されるんでしょうね。難しいです。




