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493回目 2020/7/20

 今回、初めて一日で二回書けました。


 とはいえ、戦績は一勝一敗。完結と未完を交互に繰り返した結果なので、まだまだ精進しなければと思わずにはいられない。


 一度目のお題は『子どもの結末』で、必須要素(無茶ぶり)は『コーラン』だった。お題はさておき、必須要素の『コーラン』とはイスラム教の聖典のアレである。


 これはまた無茶ぶりらしい無茶ぶりで、最近よく体験する頭が真っ白状態をありがたくも経験することに。理由は、いわずもがなだとは思う。


 私は日本人だ。少なくとも、日本に生まれて日本の文化に囲まれ日本の教育で育った。宗教も一応、神道を根底に据えた仏教徒である。『イスラム教のコーラン』なんて、全く持って身近ではない。


 他国・他宗教の聖典なんて、小説の設定に使いたいと思わなければ好きこのんで読むものではない(失礼)。私は豚肉をおいしく食べられる文化で生まれてよかったと思っている。喧嘩は売ってない、念のため。


 とはいえ、『即興小説トレーニング』においては自分から無茶ぶりを容認した手前、文句ばかり言っても始まらない。何とか辞書的な意味合いと、『子どもの結末』にあうようなストーリーをあわてて作った。


 こちらは『778文字』で何とか完結させられた方だ。失敗したのはタイトルを『因果応報』としたこと。これ、たぶん仏教用語……。『コーラン』と相性悪いんじゃないか? と今さらになって思う。


 日本人にとって、宗教的つながりはいまいちピンとこない感覚だ。神仏習合だったり、文明開化だったりと、歴史的に海外文化を積極的に取り入れて融合してきた結果、考え方や価値観がごちゃ混ぜになっているところはある。


 宗教観など、仏教以外を明確に区別できる人は少ないだろう。偏見かもしれないが、キリシタンやムスリムでなければ用語や思想の区別を簡単につけられる人は、日本において少数派と言わざるを得ない。


 長々と言い訳してみたが、う~ん、やっぱり『コーラン』を本文に引用した短編に『因果応報』はなかったか。かといって、『コーラン』の内容を知らないからそれに沿ったうまいタイトルを付けられたとは思えない。


 大きなくくりでは私の『知識不足』がまた露呈した結果となった。やっぱり、勉強って大事だなと年々反省するばかりである。


 次に二度目のお題は『安い栄光』で、必須要素(無茶ぶり)が『マフィン』だった。これは、個人的に一度目よりも難易度は低いと思えた。


 まあ、ファンタジー設定でやろうと決めた後、ストーリー構築に時間がかかって未完に終わってしまったのだが。『889文字』は書けたものの、最後のつめの部分まで書ききれずに強制終了となったのである。


 未完以外にも、こちらでもタイトルに関してちょっとしたミスをしてしまった。お題の一文を入れたつもりで『小さな栄光』と書いてしまったことだ。『15分』の間にお題を忘れるという、ある意味致命的なミスだ。


 ニュアンスは間違っていないものの、なんだろう、あんまり好ましくない間違いだ。一応、書き上げた部分までのストーリーから、お題に沿った内容は書けていると思うが、読者がいたとしてお題のニュアンスを読みとってもらえなければ、その小説は失敗といってもいいだろう。


 まあ、『即興小説トレーニング』に読者や反応を求めていないので、別の場所で発表するときには注意しないと、みたいなレベルではあるのだが。


 にしても、冷静になって考えれば『安い栄光』って少し矛盾した言葉で、お題に近づけようとするのが多少苦労した。


『栄光』が『大きな功績』的な言葉になるのに、装飾される言葉は『安い』だから、それ相応の結果を出したのに恩恵はしょぼい、という方向性しか考えつかなかった。


 今思えば、単純に『小さな成果しかあげられなかった』でも問題ないようにも思う。言葉の印象もまた、みる人、時間、精神状態によって意味が変わってくるのは面白いが厄介だ。


 同じ人が考えたストーリーでも、時間経過で見え方が変わってくる――なんて当たり前のことを考えると、放置してしまっている【普通】の行方がちょっと心配になってきた。


 まだ続きを書けないていたらくではあるが、やっぱり完結はさせて上げたい。早く自分のコンディションを整えて、続きを書いていかないと、と思わずにはいられない。


 今回の一番鬼門は『コーラン』でした。名前だけしか知らないものをお題として突きつけられても、な~んにも浮かばないのでキツかったです。


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