489回目 2020/7/16
今回は料理の仕方に悩んだお題でした。
前回の無理難題が再来することに内心でビビりつつ、起動した時に目に入ったお題にまず困惑した。
『オチは草』……草? wでも生え散らかせと? いや、純粋に『草』をオチに持って行けばいいのか? うーん、どうしたものか。
そこから始まって必須要素(無茶ぶり)に目をやると『文豪』の二文字。必須要素のバリエーションがどれだけあるのかわからないが、私には『オタク』か『文豪』をあてはめときゃいいとか思ってないだろうな?
解釈が難しいお題に、見慣れた必須要素をぶち込まれたため、ちょっと執筆にはいるのが遅れた。いや本当に、料理の仕方がわからなかったのだ。
『文豪』で『草』って……といくら考えても妙案は浮かばず、結果的に無理やり単語をつなげた感じで締めておいた。ひとまず、完結設定で終わらせられたのはよしとしよう。
構築するストーリーの方向性に迷った結果か、文字数は『868文字』とそこまでふるわず。前回の大はずれなキーワードでやるよりはマシだったけど、やっぱり少し悩んだら筆が止まってしまうのは仕方ない。
それと、反省点としては『タイトルで誤字った』部分だ。正直、内容を書き終わって油断していたのだろう。終了後に設定できるタイトルを普通に打ち込んだつもりが、設定完了後に誤字を認識することになった。
また『文豪』と『登場人物二人以上』の相性が私にとっては悪かった。打ち合わせ風景とかが書ければいけたかもしれないが、経験したことのない場面をとっさに描写するのは難しい。
それに漫画家ではないのだから、小説家の編集って最悪原稿のデータを送ればやりとりはできることを考えると、他の出版関係より編集と直接会う機会って少ないんじゃないだろうか?(偏見)
まあ電話か何かをさせてやれば会話シーンは作れるんだろうけど、作家と編集の会話ってどんなのか全くわからん。雑談っぽくネタを作ったり、あるいは出版側が欲しい要求を突きつけられて苦悩したりするんだろうか?
ほとんどわからない世界については、想像力だけで補完しきれないのが私の弱点なのだろう。どちらかと言えばある程度の取材をしてから、崩すところは崩すみたいなやり方で設定を作るタイプだし。
ましてや『ファンタジー』と『文豪』をあわせる訳にはいかない。あくまで私のイメージだが、『ファンタジー』の世界で『文豪』って天然記念物レベルの希少な人材だ。何を書いて『文豪』に至ったか、なんて想像し始めれば『15分』じゃとても足りない。
完全な想像で書くには、やはり膨大な基礎知識が必要になる。基礎ができねば応用はできない。どんな世界・業界でも同じことは言えるのだろう。私はまだまだ無知である。
とはいえ、できないからできないままというのも据わりが悪い。次回は『空想的世界観』で描けるよう意識してみようか。お題が現実よりのワードが多かったので、自然と現代を舞台に書いてしまうことが多いし。
それと、ひとまず『時間内に完結』は常に掲げる目標として設定するのが妥当だろう。『即興小説トレーニング』は『書く』だけじゃなくて『終わらせる』感覚を養うのにちょうどいいのだし。
ハンパに書くだけなら『なろう』でエタるのと同じだ。せめて『完結』させて、物語の終わらせ方を経験として蓄積させるくらいはしておきたい。
『草=w(笑)』みたいなイメージが強かったせいか、今回のトレーニングでできた内容は若干コメディよりでした。
案外、執筆中のテンパり具合とかができあがった小説から読みとれて、客観視する面でも面白味があります。




