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464回目 2020/6/21

 創作姿勢を改めようと思えたことです。


 私は承認欲求が高い方ではないと自覚しているが、否認・批判に関してはかなり敏感な方だ。


 作品の感想欄は常に開いているものの、なるべく攻撃的な意見は目にしたくないと思っている。作品に対する正当な批判はまだしも、作品を通り越した人格攻撃とか受けたいとは思わない。


 それは多くの『なろう』に登録している作家様が共感していただけるとは思う。その中でも、私の『攻撃』に対する身構え方はかなり敏感で臆病だ。


 故に、私は小説を『公開すること』において、いつの間にか忌避感に近い感情を抱いていたのかもしれない。


 転じて、『面白いもの』よりも『攻撃されないもの』にしなければ、という意識が強くなっていたような気がしている。


 結果、私が避けねばならない『完璧(もしくは無難)』を求めて、筆が重くなっていった側面があるのではなかろうか? と考えた。


 息抜きと称して、個人で楽しむ分には誰にも批判されることのない『コンテンツの消費活動』に逃げてきたのも、『創作物の公開』で生じる『攻撃されるリスク』を怖がっていたのだろう。


 そこから、私の中でいつの間にか『嫌われないこと』が創作の目的になっていて、『楽しむこと』を忘れていたことにも気づいた。


 ふと、過去に公開した短編作品に目を通した時があった。


 時間がたった今でも思い出せるほど、その作品を書いていたときは本当に楽しいと思いながらキーボードをたたいていた。


 誰のことも気にすることなく、純粋に自分が楽しいと心から思いながら執筆できた作品だった。そして、時間がたった私の目から見ても、その作品は私にとって面白いと思える物だった。


 そうしてようやく、創作って『自分が楽しむものだった』のだと、実感として思い出せた。


 創作関連のアドバイスなどで、モチベーション維持などの方法として見かけることがあっても、なかなか頭で理解できても心で納得できたことはなかった。


 それが、自分の過去作品を読み返すことで気づきとなれたのは、恥ずかしい部分もありつつありがたいとも思う。


 少なくとも、私がこれまで創作してきたものは、私にとって『無駄でなかった』と証明されたのだから。


 今すぐに昔の『楽しい気分』で書けるかはわかりませんが、怖い・しんどいと思いながらキーボードに向かうことが減っていってくれることを願います。


 ……自分でも自分の扱い方がわからず、面倒くさいなぁ、とは思ってしまいますが。


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