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456回目 2020/6/13

 あ~あ、どっかに書けるネタ、落ちてね~かな~?(ずん・飯尾さん風に)


 少し前くらいから、散歩をしているとカエルがうるさくなってきた。


 私がいる地域は田舎よりの地域であり、少し歩けば田んぼが発見できるような場所にある。最近は何の需要があるのか、あいている土地にアパートなどの集合住宅が建築されているが、こんなところをプチベッドタウン化して何のメリットがある? と思うくらいには田舎である。


 そんな地域柄もあるのだろう、梅雨入りしたこの時期はいろんな水場からカエルの合唱が聞こえてくる。それも、学校の二クラス合同レベルの大きさで。


 まー、うるさい。近くに家があったら騒音問題になるんじゃね? と思うくらいには、そこそこの数値デシベルを叩き出していると思う。少し水場から離れた場所に家があってよかった。


 今もカエルどもの斉唱・輪唱・大合唱の声が耳の奥に残ってリピートしている感じがしている。目を閉じて心を落ち着かせれば、ほら、聞こえてくるのは『げーこ! げーこ!』というだみ声の残響。


 数週間くらいは散歩のたびに聞かされている気がする。ずっと水場の近くにいるわけではないのが救いとはいえ、やっぱうるさいものはうるさい。


 特に気になるのが、声だけで大御所感を押しつけてくるウシガエルの独唱だ。


 比較的高めのキーでそろえた合唱をさしおいて、奴はリズムを破壊する重低音を無遠慮にぶち込んでくる。それこそ、べろべろに酔っぱらったおっさんが通行人に腹を踏まれた時のうめき声みたいに鳴くのだ。


 音の低さもさることながら、声量もなかなかハンパなく、おそらく一匹だろうウシガエルの声で何十匹はいそうな推定アマガエルの合唱をかき消すほどである。


 さながら自らの声量で道中を進みながら大声で抗議を上げるデモ隊に、音割れ上等の音量マックスなスピーカーを使って『うるせー! 近所迷惑じゃ!!』と叫ぶブーメラン型騒音おじさんの衝突を見ているよう。


 第三者の通行人である私にとってはどっちもどっちでうるさいのだが、当事者たちはどれほど周りに迷惑をかけているのか、自覚できないからわからないのだろう。


 ……いやまあ、実際にカエルなんだから人間側の都合なんて知ったこっちゃないんだろうけど。


 なお、私は別に飯尾さんのファンというわけではありません。むしろ、あの人の笑いはいまいちわかりません。しゃべくり漫才の風土で育ったもので、関東の笑いは相性が悪いのです……。


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