441回目 2020/5/29
やっぱりネタがなかったので、性懲りもなく散歩ネタでいきます。
先日、夜中に散歩をしていると野生動物と遭遇した。一応、断っておくが蛍とは関係がない。蛍も出会える日と見かけない日がある。こうした出会いは一期一会なのだ。
閑話休題、私は基本的に街灯もないような場所で電池式ランタンを片手にぶらぶら歩くスタイルなので、残念ながらその動物が何か視認での特定はできなかった。
ただ、暗闇に何とか慣れた目で見つけたのは、妙に細長い体と丸っこい尻尾。ほとんど影になっていて黒っぽかったが、たぶん茶色系統っぽい毛並み。
これだけが私の見た、夜の帳が降りた畑をがさがさ揺らしながら逃走し、こちらをビビらせるだけビビらせた動物の全容だ。
帰宅後、早速あれが何だったのか考えてみた。
猫? ――可能性はまあまあ高い。野良猫って結構そこらで見かけるし、猫科は基本的に夜行性だろうという偏見もある。あとは猫だったら「なぁ~んだ」で済む分、精神衛生上はとても優しい。
イタチ? ――万華鏡写輪眼を使う方ではない奴だ。私が直接目撃したことはないが、昔から目撃例をちらほら聞く地域だったので、こちらも可能性としてはある。もしそうだったら「珍しい物を見れた」と、むしろもうけた気分になれる。
テン? ――簡単に言えばイタチの仲間。たぶん、見た目的に私では判別つかないと思う。イタチよりは名前を聞く頻度は低いので可能性は低そうだが、夜行性らしい。出会っていてもおかしくはない。
と、候補をいくつか挙げてみたところで、写真に撮っているわけでもないので結局正体がわからずじまいなのは変わらない。記憶のフォルダにはもふもふの尻尾と丸い尻しか残っていない。
しかし、夜中に動いているとまったく意図しない出会いがあると実感し、今後の散歩がより刺激的になりそうだと感じた。
……食糧不足で人里の近くまで降りてきた、なんてことはないだろうな? 上のラインナップなら平気で農作物を荒らしそうだけど。さすがに熊がでるような場所じゃないとは思いたい。
音楽を聴きながら散歩しているとはいえ、いきなり静かな場所から『ガサガサッ!!』って音がすればビビりますよ、普通。
まあ、相手は野生動物なので私よりもビビってたのは間違いないでしょうけど。『人間』って全生物の天敵と言っても過言ではないですし、臆病なくらいがちょうどいいんでしょうね。




