437回目 2020/5/25
先に申し上げますが、今回の話は単なる『個人の好み』の話ですのでディスる目的はいっさいありません。
それでも、ファンの方がこれをご覧になられましたのなら、あらかじめ謝罪を述べておきますごめんなさい。(ペコリ)
『好み』を個人的に強く感じる機会があった。
私はスマホにダウンロードしたアプリで音楽を聴いているのだが、そこで新しく自分のプレイリストに曲を追加した。
なお、そのアプリはユーチューブの動画を利用した中継場みたいなアプリで、勝手に音楽のプレイリスト風に利用者が設定する、みたいなものだ。なので、いちいち通信費がかかるし音質など視聴環境は不安定である。
で、そのアプリで新しく『ミスチル』の曲をいくつかチェックして聴いたのだが……ぶっちゃけ、あまり私にはピンとこなかった。
もちろん、聴いた曲はどれも非常にすばらしいし桜井さん(だっけ?)の歌唱力もずば抜けてたかい。『ミスチル』を名前しか知らないレベルで無知な私でも、ドラマ主題歌などで用いられた曲ならわかるし。
ただ……、こう、それだけな印象が拭えない。どう説明していいのかわからないが、私の琴線にふれてこない。ぐっとくるものがない。
世代的には私も『ミスチル』にはまっていてもおかしくない年齢であるはずだし、音楽番組などでいろんな楽曲を聴いているはずなのに、それでもスルーしてきたのは『好み』の一言で片づけられるのだろう。
もう一度、誓って言うが私に『ミスチル』という超人気グループをけなす意思はまったくない。本当に、私の感性との相性が悪いかもしれない、というだけの話なのだ。
そう思うと、音楽はもちろんのこと文化的な感覚の形成って今までの積み重ねが大きいのかもしれない。要は『どんなコンテンツを好んできたか?』で、無意識の取捨選択が行われているのかも、と。
私の場合だと基本的に邦楽しか聴かず、洋楽なんて知ってる曲が一つ二つあればいいくらいだが、逆に邦楽はいっさい聴かずに洋楽しか聴かないという人もいる。
情報に対する感度が一番高まる思春期あたりで、どのような音楽・コンテンツを好んだかが大きく左右していそうだ。
なお、私は以前にもここで書いたと思うが音楽に関してはほぼ脳死状態で聴いている人間なので、フィーリングで『いい・悪い』を判断していただけに過ぎない。
それでも好きな傾向を特定するとすれば、バラードっぽい曲・失恋ソング・歌詞に妙な陰や暗さがある・歌詞がストーリー仕立てなど、ちょっと自分でも『大丈夫か?』みたいな選曲をしがちではある。
相性が悪いのは青春系だろうか? 明るく前向きにがんばっていこー! みたいな曲はなぜか避けてしまう。学生時代から聴いてて疲れていたのかもしれない。つくづく内向的だとは思う。
ともかく、世間ではメジャーでファンが多いアーティストの作品でも、『好み』に合うか合わないかは試してみなければわからない、ってことを改めて感じた。
今回の話は、ただそれだけのことである。
一方で、『BUMP OF CHICKEN』の『ダンデライオン』を経由してからの『リリイ』で私はボロ泣きしました。歌詞に出てくる主人公のライオンと歌手? に感情移入しまくった結果ですね。切ない。
普段は脳死で曲を聴いているくせに、ときどき曲も歌詞もすっと入ってくる楽曲があるんですよね。それが私の『好み』に合致した作品、ってことなんでしょうね。




