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423回目 2020/5/11

 まだかろうじて続いている筋トレの話です。


 このごろ温度と湿度が上がってきたためか、少し動いただけで体がすぐに悲鳴を上げる。筋肉にかかった負荷により熱が発生し、自分の周囲がプチサウナ状態になってしまう。


 すると、運動不足な私の体はすぐに息が苦しくなって、はたから見れば大げさなくらいぜーはーと荒い呼吸になってしまった。


 そう……『はたから見れば』と書いたとおり、実際に体験している私にとってはマジで苦しい時間なのはあまり理解されないだろう。


 たとえるなら、熱波でおぼれかけるような感覚だ。何を言っているのかわからないかもしれないが、熱っされた空気を吸い込む(と思いこんでいる)と、酸素がうまく吸収できない感じがするのだ。


 故にいくら呼吸をしていても、クロールの息継ぎレベルでしか空気を取り込めない感覚を味わうことになる。こうなってしまっては、しばらく私は陸上であえぐしかない。


 たぶん、運動不足の上に発話不足なのも悪かったのだろう。無言での生活が当たり前な期間が数年ほど続いた影響で、発生が下手になったのと同時に肺活量が下がったと推測される。


 なので今の私はささいなことでもすぐに息切れしてしまう、ほこりが詰まったフィルターみたいな肺をしていると考えて良さそうだ。鍛え方はわからない。


 そうなる以前は一人カラオケなどに行き、ストレス発散の意味も込めて大声を出してすかっとしていたものだが、いつの間にかそんな趣味もやらなくなっていた。


 諸事情で原付を処分してから移動手段が乏しくなったのと、単純にわずかなお金とはいえ使用料がかかるのが敬遠に拍車をかけたのだ。私は基本的にケチである。


 一人カラオケでは声量に物を言わせたごり押し歌唱を得意としていたのだが……もはや昔の面影などないか細いしゃがれ声になってしまった。体は大きく太ったのに。


 おそらくそうした影響のせいで、私は回数もさほど多くないトレーニングでもまな板の上の鯉みたく死に体になってしまう体であるようだ。


 これからまともな体型になるまでこの状態が続くとなると、道が険しすぎてふつうに心が折れそうだ。控えている季節が夏なのも厳しい。マジで嫌いだから。


 そもそもまともな体型になるまで続けられるのだろうか? 途中で『や~めた!』なんてことにならないようにはしたいが、今の段階で挫折しない保証もない。


 なるべくゆっくりと、自分なりのペースでやっていければと思う。地上でまともな息がしたい。


 少しでも肉が減ってくれれば楽になる筈なんですけど、腹周りのやつらは遠慮という物を知らずず~っと不法滞在を続けていやがるんですよね。


 誰がそこに住み着くのを許可した? と直接脅して強制退去できれば万々歳なんですけど、こっちは行政じゃなくて民間個人営業主なので強制力のある命令って出せないのが困りどころです。


 ……ん? 私は何の話をしているんだ?


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