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421回目 2020/5/9

 やばい、投稿時間が遅れてきました……(汗)。


 先日、『なろう』のエッセイで『キャラ愛強すぎたらストーリー破綻しちゃうんでしょうか?』というタイトルが目について読んでみた。


 要点を絞って私なりの解釈を説明すると、『自分が作ったキャラクターがかわいすぎて、当初予定していたラストとは違う展開になりがち』みたいな独白に近い内容だった。


 まあ、私も物書きの端くれであるためこの意見はとてもよくわかる。特に長編作品になるとレギュラーキャラは長いつきあいになるため、ある程度の親近感がないとやってられない部分もある。


 そこでふと、今は更新が止まっている長編作品のキャラをどう扱っていたのか考えてみることに。


 ぶっちゃけ主人公周りしか詳細設定を考えていない部分もあるので、語れる範囲は狭いけど私なりの愛の形を可視化できれば面白いかもと思う。




・主人公

 虐待には至らない家庭内不和に加え、割と早い段階から同級生からの軽度ないじめを受けていたことに加え、前代未聞の誘拐事件の被害者になったことでさらに人生が狂う。


 牢屋生活、食事は残飯、寝具は石のベッド、人間との触れあいは最小限、一日の半分以上は暗闇の中といった生活を経て、実妹・担任教師・誘拐首謀者から何度か殺されかける。


・ヒロインA

 元から文武両道・才色兼備ではあったものの単なる女子高生だった立場から、いきなり千人規模の責任者かつ世界の命運を握る最重要人物の肩書きを押しつけられる。


 下手に優秀であったため拉致加害者や教師などの大人からかけられる期待が大きく、未成年の少女に追わせるには重すぎる責任に精神を病み、自暴自棄になりかけた。


・ヒロインB

 父親からは性的虐待一歩手前、母親からは長きにわたるDV、学生からは嫉妬などによるいじめ、職場からは嫉妬による過度な嫌がらせを受けたため、そこそこ深刻な人間不信に。


 誘拐事件後は思うように成果がふるわず、同年代からの加虐行為がエスカレートしたため人間嫌いが加速。完全に孤立して居場所を失った。


・ヒロインC

 生育環境は不自由なく過ごしたものの、誘拐事件をきっかけに本来経験しただろうものとは異なる『教師の理想と現実のギャップ』に打ちのめされる。


 教師として年長者としての役割をこなせない己の未熟さと、遠い世界の話だったはずの戦争に身を投じることに対する忌避感や恐怖感に苦悩し、ついでに同僚からストーカーされ、精神的な疲弊がひどくなっていく。


・ヒロインD

 幼少期から父親からの凄惨な暴力を受けたことが原因で、重度の吃音(きつおん)症と中程度の対人恐怖症、長い栄養失調からくる発育不良や摂食障害などを抱える。


 誘拐事件後は厳しい訓練に堪えかねて逃亡した結果、唯一心を許していた幼なじみからも考え方の違いから裏切られたと確信し、絶望の淵にたたされる。なお、絶望を乗り越えた後も同姓の変態教師から追い回される。


・ヒロインE

 忙しくも平穏な日常を唐突に現れた魔物などによる災害に巻き込まれ、実家と家族(祖父母)を失って別の町へ疎開(そかい)を余儀なくされる。


 移転先でも重度の借金を背負いながら商売を始めるも、まともな教育を受けなかったツケによって詐欺まがいの会計や孤児による窃盗被害に遭い、身売り寸前になるまで巨額の負債に苦しんだ。


・ヒロインF

 親切心から声をかけた野党崩れの他国正規兵に人質とされたことが原因で、母親を含む同郷の仲間を皆殺しにされた上に故郷を焼き討ちされた。


 その際、仲間の死に様が文化・信仰上の理由で看過できるものではなく、己の信念に従い仲間の死骸ウェルダンを食すことで(とむら)うも、後に合流した仲間からは理解を得られず孤立する。




 ……う~ん。


 これが……キャラクター愛なのだろうか?


 改めて見直しますと、私の主要キャラに対する扱いのひどさが浮き彫りになってしまった気がしますね。やめときゃよかったかな?


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