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42回目 2019/4/26

 時々、エッセイランキングで『お酒を飲んだ勢いで書いた』という方を見かけます。


 正直な感想を言えば、『すげー!!』と思って読んでいま。


 自分の生活を振り返ってみて、ときどき思い出したように非アルコール性の肝臓障害に恐怖を感じることがある。


 私は怠惰な人間であり、運動は元から嫌いだった。


 小学生の時代から大の苦手で、マラソン大会とか毎年最下位のさらし者。


 まあ、マラソン嫌いとは思っても、最下位は嫌だとはあまり思わなかった不思議な感性を持っていた子供だったが。


 マラソン憎しで最下位が恥ずかしいとならなかったのは、おそらく運動そのものを完全に諦めていたからだと思う。


 我がことながら、もう少し粘ってもよかったのではと今は思うが、昔の私はばっさり運動を切り捨てた。


 それがおっさんの年になって、メタボというお友達と二人三脚で人生を歩むことになっている。


 肩を組み、足を紐でつないで、かけ声と共にメタボと歩む人生マラソン。


 隣を見れば、脂肪の(かたまり)でしかないぶよぶよの何かが、汗だくになりながら私の歩調に合わせている。


 そして私の視線に気づき、おもむろに自由な手で親指を突き上げ、笑みを向けるのだ。


「大丈夫、俺はまだまだやれる!」と。


 ああ、そんな顔をされたら、私も簡単に諦められないじゃないか。


 自然とこぼれる笑みがさらにおかしく思い、私はまた前を向いてメタボと走るのだ。


 ……あれ? 何で和解フラグが?(困惑)


 いや、健康であることに越したことはないし、別にメタボが良いものだと思ったことはないのだが。


 意味不明なさわやかさを演出していたようだが、現実は片足に鎖でつながったデカい肉塊を引きずって生きてるのが実状だろう。


 酒の力か深夜の力か、いつしか私はメタボを幼なじみか親友ポジに収めてしまっていたらしい。


 勢いとは恐ろしい。


 それに、普段ならこういうバカなことは、思いついても執筆したりしないし公開したりもしない。


 頭の中だけでこねくり回して、自分のツボをちくちく刺すように楽しむのが空想・妄想の紳士な楽しみ方だろう。


 こんなところに書いているあたり、確かな判断力の低下が目に見えてわかる。


 これはこれで面白い。


 そういえば、私は小説を書き始めてから周りの物を擬人化して遊ぶことをよくやっていたように思う。


 たとえば大学時代に友人とのチャットアプリで、持病である腰椎椎間板ヘルニアを擬人化して遊ばせたことがあった。


 双子のロリショタ『ヘルくん』・『ニアちゃん』と呼び、ヘルニアの痛みについて子供のじゃれあいを例えとして表現していた。


 あれは私としては完全に友人とのおふざけ・遊びの範疇(はんちゅう)だったが、今思えば表現力やキャラ構築の練習にはなっていた、のだろうか?(曖昧)


 書いていれば、ちょっと懐かしく思う。


『ヘルくん』は名前の通りやんちゃで、私を見つけたら全力でタックルしてくる元気な子だった。(ぎっくり腰など、急性の痛みを表現するときに登場)


『ニアちゃん』は逆に、引っ込み思案で他人が近づけば私の陰に隠れ、腰にぎゅーっとしがみつくような恥ずかしがり屋の甘えん坊。(発症後のジンジンとした痛みなど、慢性的な痛みを表現するときに登場)


 あのときは冷や汗を流しつつ、少しでも痛みから意識を逸らすために書いたからか、キャラクター造形がかなり萌え寄りだったように思う。


 私の趣味や性癖としては、ロリショタに特別思うことがあるわけではないので、そう考えれば不思議な話である。


 単なる癒しを求めた結果? それとも潜在的に抱えている心の闇?


 ああ、こういう思考の飛び火は際限がないから、結構楽しく時間をつぶせて困る。


 考え出すと楽しくなってしまうので、ここで終わろう。


 私はいわゆる『下戸(げこ)』なので、お酒は嫌いではありませんがかなり弱い部類です。


 なので、度数が低いチューハイでも簡単に酔ってしまい、執筆の気力そのものが奪われ考えがいっさいまとまりません。


 ちなみに、この執筆はチューハイ二缶飲んだ後に書いていますが、それ以上の量の水を飲んで体内のアルコールを希釈しております。


 というわけで、私の飲酒はトイレが近い。お酒とトイレの往復で脱水になるかも……(ちょっと盛った)。


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