4回目 2019/3/19
恥を捨てよう、なりふり構うな。
徘徊する瑪瑙に鷹揚と差す陽光に光の粉が反射する。
相貌には優雅が見え、果てなき勇壮が広がり地平線へ駆けてゆく。
災禍氾濫し、のべつまくなし猩々を招く。
さして特別でもない火気管制システムは、構わず標的を討ち取り喝采にあえぐ。
研究を進めれば、滔々と緑の香りが漂う。
肌から見える衰えと進歩、二つがなければ己でなく、一つであれば愚かであった。
名言は知ったかぶりには降りてこない。
さらなる邁進を画策したうつけは、水平線の丸みを一顧だにせずオールをこいでひたすら前へ。
麺類おいしい。
立ち上る湯気はほのかな塩気を感じさせ、食材が放つ魅惑の芳香が食欲をそそる。
熱が、色が、香りが、音が、味が、五感を五味として感じさせ生きていることを実感させる。
持ち上げる黄金の麺を、眼前に掲げて息を吹きかければ、見えぬ飛沫が海へと戻る。
上品とは言えないすすり音が頭蓋に響き、反響する芳醇な海の香り。
口の中で歯とタンゴを踊り、役目を終えて喉を滑るまで、生きている楽しみを実感させる魅惑の堕落。
お腹減った。
噛まずに言えた早口言葉、三唱すれば準備は整う。
呪文のように羅列される言葉を目で追い、舌を動かし反駁すれば、大気が震え気配が立ち上る。
獣は逃げだし、鳥は鳴きわめき、心の内はまだ見ぬ恐怖に震えて騒ぐ。
叶え、叶え、叶え、頭に反響する無数の願望ははじける度に数を増やして心をむしばむ。
広がる異形の理、観察するほど目が腐り頭が残響に支配されて思考が消えゆく。
魔法陣が現れ、黒と赤に明滅する不吉な予兆。
中心に腕が生え、地面を噛みしめ、上腕筋が隆起する。
這い上がってきたそれは、白いモコモコに包まれた羊のような二頭身のマスコット。
きゅーきゅーと足下にすり寄り、自慢の毛並みをくるぶしに撫でつける。
駄文でも重ね、文章量を増やせ。