399回目 2020/4/17
肥満仲間の人はきっと共感してくれる……はずです。
最近になってからようやく自身の運動不足を嘆き、日課にしようとしている深夜散歩だが、ちょっと困ったことがある。
歩く度に足が痛むのだ。
何言ってんのこの人? と思った方もいるだろうが、ちょっと待ってほしい。私はどこに出しても恥ずかしい肥満体型――俗に言えば『デブ』なのだ。
この場でも一度カミングアウトした記憶があるが、アラウンドハンドレッド(約百キロ)の負荷を背負って生きている人生ストイック勢である。
まあ、ここまで運動を避けに避けてきた人生ランナウェイ勢だったからこそ、蓄積していった脂肪が課す苦行ではあるのだが……。
それはさておき、自業自得で重りを背負って生きるハメになった私の足には、常時とんでもない圧力がかかっている。歩くのはもちろん、走るのなんてもってのほかだ。
昔にちらっと聞いただけなのでおぼろげだが、たしか歩行時に足には体重の三倍やら五倍やらのエネルギーがのしかかるらしい。
このうろ覚えが真実だったとして、私の足には歩くだけで計算上三百~五百キロの負担がかかっていることになるのだ。おおよそ重量級プロボクサーのパンチ力に匹敵する威力である。知らんけど。
つまり、私はお散歩に行っただけで『ヘヴィ級プロボクサーに一定時間足を殴られ続ける』という、とんでもない罰ゲームを受けているに等しい肉体いじめをしていることになる。
どうりで散歩中に金槌でブン殴られたような痛みが足の筋肉・骨に走るわけである。歩いているのに走るとはこれいかに……つまらないですね、すみません。
そろそろ散歩が原因の疲労骨折とかやらかしそうで怖くなってくるくらいだ。他人事だったら笑い話だが、いざ我がこととなるとぜんぜん笑えないのが人間の身勝手さよ。
一応、毎日のように乳製品は摂っているのでカルシウム的には大丈夫な気がしているけど、カルシウム単体だと栄養の吸収効率ってそれほど高くないから過信はできない。
いずれにせよ、私の生きる道には気分転換するだけで大けがするリスクが転がっているのである。なんとデンジャーでファニーな生き様だろうか。はっはっは。
……やせよう。
やっぱ筋トレからやって、筋肉量を増やすことから始めた方がいいんでしょうか?
昔は室内で筋トレばっかりやっていて、ぎっくり腰をやらかしてからの腰椎椎間板ヘルニアルートをたどりましたから、こっちも怖いっちゃ怖いんですけどね。HAHAHA!




