396回目 2020/4/14
昨日、初めて散歩を休みました。
理由は単純で、雨が降っていたからだ。そこそこ強い雨と風が吹いていたし、合羽を着てまで外に出ようと思わなかったのも大きい。
ただ私としては、なるべくなら毎日続けたいと思っていた。さぼり癖を自覚しているから、一日でも休んでしまうとぱったりやらなくなると危惧していたためだ。
前にさんざんグチっぽくこぼしたかもしれないが、こと運動習慣において私の持続力は著しく低くなる。なぜなら運動が嫌いだから。
現在もかなりヤバ目なデブのおっさんだが、肥満体型とのつきあいはほぼ生まれたときからといっても言い。脂肪は友達だ。サッカーはやらん。
何が言いたいかというと――運動関連において成功体験なぞこれっぽっちもない人生を送ってきたから、運動が好きになれるはずがない、ってシンプルな結論である。
小学生時代なんか、冬場に毎年開催されたマラソン大会で他をぶっちぎっての最後尾を走る孤独な子豚の気持ちが分かるか? 先生の付き添いと声援をかけられる特別待遇のつらさがわかるか?
しかも、今になって思い返せば当時の私のマラソン速度は大人の歩行速度と同等以下だったと考えられる。
そんな体たらくでも、息を切らせて横っ腹を痛めて走っていたのだが、当時そんな鈍足(豚足でも可)につきあってくれていた先生もしんどかっただろうに……と勝手に反省する。
他にもいろいろ覚えがある中、すくすくと育ってしまった私が運動を好きになれるだろうか? いや、そんな奇跡はあり得ない。運動なんて嫌いだ。体を壊す。
と、このように文句ばかり口にして運動を避け続けたため、ふと健康のためにがんばろう、と決意しても三日ともたない未来が浮かんでしまうのだ。
そんな私が、意外と散歩を続けられているのがちょっと嬉しかったりする。運動不足の体にむち打っているからか、必ずすねが痛くなるのは玉にきずだが。(ネットで調べると『シンスプリント』なる病名が出た)
まあ、これを書いている直前にまた散歩に行けたのでもう少し続けられそうなのはよかった。なかなか定着しない運動習慣なので、なるべく手放さないようにしたい。
だが今回の休みによって新たに懸念が浮上している――梅雨時の散歩だ。
『雨が降ったから』という理由で休んでしまえば、五月終わり~六月終わりくらいまで続くだろう梅雨にどう対抗すべきだろうか? 気分転換もかねて、なるべくなら歩きたいと思っているのだが。
やっぱり合羽を着るか……傘は絶対に濡れる自信があるので選択肢から除外している。
といっても、合羽も合羽で今までの管理が甘かったせいか、ちょっとカビっぽい臭いがするというデメリットもあるんだけど。
……ポジティブに考えよう。雨は弾いてくれて、簡易的なサウナスーツ代わりにもなる。一石二鳥だ。一挙両得だ。二兎を追う者は一兎をも得ずだ。違うか。
あ、あと夜型生活で散歩をしていると、ゴーストタウンを闊歩しているみたいで怖楽しいですよ。地元が一転、肝試しのフィールドに様変わりします。
風で木々がこすれる音がしただけで、獣か人間か幽霊かの三択が浮かんでビビる恐怖体験が強制的に味わえます。時期が時期ですので、感染リスクが低いのはいいんですけどね。




