388回目 2020/4/6
改めて自覚した、自分の欠点です……。
キャラ設定がとてつもなくダルい。そう感じてしまうのは、私がいわゆる『キャラ萌え』属性の足りない人間だからだろうか。
元からそうだったが、私が小説などに惹かれるのはあくまで『ストーリー』であり、『キャラクター単体』を見る目はよく言えば冷静、悪くいえば冷めている。
人物設定などがあっても、『へぇ~、そういう人物なんだぁ~』程度の感想しかわかない。それはどれだけ『面白い』と感じたプロの作品でも共通している。
どちらかといえば『ストーリーのための役割』として『登場人物』を扱い、小説を書いてきたタイプなのがネックになっているのかもしれない。
そこそこ書いてきて、『キャラクター』の大事さは理解しているしちゃんとしないと、と思うのだがどうしても思うのだ……『ダルい』と。
まず何がキツいかというと、『外見設定』がさっぱり思いつかない。私のヴィジュアルイメージ力は十年以上経っても初期値のまま、ぴくりとも上昇していない証拠だろう。
そのキャラがどんな人物かはわかる。どんな言動をして、どんな考え方をして、どんな過去を背負っているかもたぶん説明できる。
しかし……その『キャラクター』にぴったりな『身体的特徴』や『ファッションセンス』が私にはさっぱり浮かんでこない。決められて一つ、二つくらいしか興味がわかない。
これが、子どもの頃に『マンガっぽいイラストが描けたらな~』と思いながら自分の画力に見切りをつけた人間の末路なのか……。
人物設定でも、上記したとおり『人物背景事情』なんかは割と早めに思いつく。まだ私の中で『ストーリー(=興味)』の範囲に収まっているからだ。
ただどうも、ヴィジュアル関連はぜんぜんこだわる気になれない。どーでもいーじゃねーか、と耳を疑うような本音さえ飛び出しそうだ。
設定資料を書くのが苦手で苦痛な私にとって、『設定を固める』のってかなり鬼門なのかもしれない。今さらだけど、書かなきゃうまく書けないしなぁ……。
創作論的には『ガチガチに初期から設定を決めすぎても、書いている途中で思いついた設定を挟めるだけの余白がなくなる』という意見もあるので、さじ加減が難しいところです。
まあ、とりあえずやると決めたので何とかやってみますけど。




