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380回目 2020/3/29

『他人の目を気にせず創作する方法』を紹介されていたので、少し実践してみたいと思います。


 私の読んでいる記事によると、『やりたくないけれど、やらなければならないと感じたこと』をリストとして書き出すらしい。


 これに縛られていると、本当にやりたいことを邪魔されている可能性が高いのだとか。


 自分の思いを言語化して明確にするだけでも、ぐちゃぐちゃになった考えを整理できるようなので、少しやってみようと思う。


 ひとまず、これを書いている時点で思いつく限り、創作に関係することを挙げていこう。


・長編の続きを書かないといけないから、続きの展開で必要な童話の原文を調べて読み直さないといけない


・長編の続きを書かないといけないから、キャラや世界観の設定や作中においてきた伏線を完全に理解しないといけない


・長編の続きをきちんと書かないといけないから、『やる』と宣言した推敲(すいこう)を最新話までやらないといけない


・長編は私の作品の中で一番人気があるから、できるだけ多くの人々に受け入れられやすいよう、わかりやすい言葉選びをしなければいけない


・同じように、私が今後手を着ける作品は可能な限りわかりにくい表現を避けなければならない


・長編で書きたいことがいっぱいあるが、展開的に冗長になってしまうのでいらないと思った描写は削らないといけない


・長編の設定は続きを書きながら考えたものばかりなので、今後の展開を迷わないためにもじっくり作り直さなければならない


・長編も含む、私が手を着けた作品のキャラクターへの理解が浅いことを痛感したので、それぞれの設定を練り直して自分のものにしないといけない


・すべての作品にいえるが、自分が楽しめる作品じゃないと面白い作品にならないから、心から楽しいと思えるネタをポジティブな状態で書かなければいけない


・逆に、私は執筆時の気分が作品に影響されやすいので、特別シリアスなシーンでもない限り落ち込んだ気持ちで作品に向き合ってはいけない


・執筆はおそらく私に残された唯一の特技であると思っているので、これで失敗するわけにはいかない


・好きなことしかできないと好き勝手ばかりしてきたので、せめてその分野で成功したと思えるに足る成果を出さないといけない


・今までずっと自分の感覚だけを頼りに執筆してきたので、きちんとした技術論を勉強して書かないといけない


・退屈な小説だと読者様から見限られるので、常に面白い作品を作れないといけない


・文章の理解を妨げるので、なるべく『指示語(あれ、これ、それ、どれ)』を使ってはいけない


・文章が子供っぽく見えるので、文末を動詞の終止形ばかりにしてはいけない


・文章がわかりにくくなるので、ある程度の長さになったら句点を使って区切らないといけない


・言葉(特に日本語の漢字)にはそれ単体でポジティブ・ネガティブな意味や響きがあるため、誤解を招かないよう同じ意味でも言葉のニュアンスに気をつけねばならない


・「だから、つまり、要するに、よって」など、一話の中で『接続詞』を多用しがちなので、その都度読み直しを行い二回以上同じ言葉を使わないようにしなければならない


・感情的になると『同じ意味や内容を言い換えただけの文章』を連続して書きがちなので、なるべく言いたいことは一文に収めるようにしなければならない


・ファンタジー作品を作るときは基本的に一作品に置ける世界観の構築が甘いため、それぞれ世界観を独立して作らねばならない


・見栄えが悪いため、『の』を連続で何度も使用してはいけない(彼の机の上の筆箱、彼女の胸の上のネックレスの装飾など)


 ……ひとまず、ぱっと思いついたのはそれくらいだろうか? もう少し時間をかければもっと思いつくかもしれないが、きりがないのでこれくらいに。


 なお、創作の上での『やらなければいけない』の本質は『他人の評価を得たい』・『お金がほしい』という考えに行き着く……らしい。


 こうした『恐怖』から逃れたいという感情を自覚することが、『しなければいけない』という縛りから解放される一歩ということなので、少し読み直してみよう。


 思った以上に創作上の縛りを背負っていたのだな、と我ながらあきれました……。


 まだまだ思いつく――という確信が、さらに業が深いと感じざるを得ませんね~。


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