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363回目 2020/3/12

 新作短編を書いて投稿した感想? です。


 個人的に思うことがあり、ジャンルを『純文学』にして投稿したばかりの『もしも、明日世界が滅ぶなら』は、今のところさほど大きな動きはみられていない。


 ただ、私が確認した時点で四十回ほど小説ページを開かれたのはありがたい限りだ。


 PV0でずっと埋もれてしまう作品がある中で、ただ一人にでも興味を持ってもらえたのは本当に光栄に思う。


 で、今回書いた小説は私にしては珍しく会話劇として続けたものだった。地の文もほぼ最低限しか描写に回しておらず、ほとんどが主要キャラの二人がだべっているだけである。


 しかも、途中から私も『彼』と『彼女』が何をどこまで理解してしゃべっているのかわからなくなっていた。選んだ話題も悪かったのだろうが、あいつら小難しいことで盛り上がりすぎなんだよ。


 ある程度はきちんとした論理展開がされているように整備するのはしんどかったが、意外にも会話を続けるだけのやり方は楽しかった。


 何というか、キャラが生き生きしていたように思う……会話の内容は半分くらいが皮肉の応酬だったので、キャラたちが楽しかったかどうかはわからんが。


 拙作(せっさく)を読んだ人がいるかわからないのでネタにするのは申し訳ないが、『交通事故』のくだりとかは頭がぼーっとしていてもするする書けた部分だったように思う。というか、放置してたら延々やりあう気がして無理やり軌道修正した覚えすらある。


 私の基本的な作風として、会話の合間に地の文でモノローグや情景・行動描写をちょくちょく挟むスタイルなので、会話だけでつなげていくのが新鮮で面白かった。


 これがライトな作風か……などと思おうとした時期もあった。キャラが『シミュレーション仮説』とか言い出したので、確実にライトな作風ではないと確信しているけれども。


 とはいえ、この小説に関しては『作者が』楽しかっただけで『読者が』楽しい内容とはいえないと思う。伏線の配置と回収とか、物語の主題の扱い方とか、いろいろと練習や実験ができた気がしている。


 この経験を今後も活かせるかは――正直わからないけれど。試せた楽しさはあっても、すべてうまくいったと満足できる出来ではなかったので。


 そもそも、途中から作者がキャラの話についていけなくなってきているのはダメだろう。絶対に、細かい部分で会話が破綻していて意味不明な部分があったはずだ。


 こういう、『書きたいもの』と『書けるもの』の境界線をきちんと線引きできて、『書けるもの』の範囲内でちゃんとネタを収められるようになりたいと思う。


 最近はずっとできていなかったけど、そういう技術面を磨くためにも、いろんな小説を書いて身につけていきたい。


 とりあえず、皮肉のために会話の内容を少しずつズラすようにしていった結果、ちょくちょく本題からそれまくった会話になったのは反省点でしたね。


 あとは、思わせぶりな会話が好きなのか、妙にふんわりと抽象的な言葉になりやすかったのも問題ですかね。もう少し具体的な意見を持って断言口調を多用するキャラもあつかった方がよさそうです。


 やっぱり、短編でも何でも作品として完成させれば、自分の課題は見えやすくなりますね。トライアンドエラーの精神で、たくさんの小説を書けるようになりたいです。


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