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358回目 2020/3/7

 珍しくプライベートの話を少し。


 ちょっと前に大学時代の友人から久し振りに会おう(遊ぼう)、と連絡が来た。


 大学生時代、理由も時期も思い出せないが自然と行動をともにするグループが決まっていって、頻繁に遊んだりしていたメンバーの一人である。


 最初は『予定はないしいいかな~?』と思っていたが、現在の日本は武漢(コロナ)ウイルスでてんやわんやの状態であることを考慮して、さすがにやめとこうと中止の判断を促した。


 結局、発起人いわく他のメンバーも都合がつかなかったようで話は流れてしまったようだが、私に連絡をくれた人は『なら別日は?』という風な食い下がりを見せた。


 そんなに誰かと会いたい気分だったのか? と最初は思っていたが、よくよく考えると感染症が~と連日ニュースを騒がせているような時期に、積極的に外に出ようとするのは少し奇妙に思えた。


 そこでふと、私はある話がふっと頭をよぎった。


 たしかホラー系の話で、創作だったか実話だったかまでは覚えていない。しかし、ちょっと類似点があるかも? と思うと不安になるくらいには後味の悪い内容である。


 概要をまとめると、『何年も連絡を取っていない知り合いから『今日(明日?)これから会えないか?』としつこく聞かれ、無理だと答えた翌日にその知り合いが自殺した』みたいな話だった。


 遊びに誘われたときのやりとりはラインで行い、文面から何か悩んでいるような感じは特に受けなかったので、おそらく心配のしすぎだろうとは思う。


 しかし、人生って何が起こるかわからんからなぁ、とも思っている。


 ひとまず、三月いっぱいは大人しくしておいて、また四月くらいに予定が合った日にでも遊ぼう、みたいな返しはしておいたが、はてさてどうなることやら。


 ものすごく邪推すると、実はそいつがすでに武漢(コロナ)ウイルスに感染したと疑われる症状が出ており、一人でも多くの人間を巻き込もうと……とも考えてみたり。


 創作していると妄想力が豊かになって困りますね。話を盛って無駄にドラマチックにしようとしなくてもいいのに、と我ながら呆れているところです。


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