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35回目 2019/4/19

 執筆は気力も体力も必要だとよく言われています。


 活動報告でもよく弱音を吐いているが、私の生活リズムは基本がガタガタである。


 最近は同じ時間に寝て起きるという基本すらできていない。


 元々、学生時代から寝入りがいい方ではなく、眠るのに時間がかかる方だった。


 そして二十代からは露骨(ろこつ)に寝起きも悪くなっている。


 二度寝が気持ちよくて仕方がない。というか、あまり寝た気になれない。


 睡眠時間的には十分取ってるはずでも、眠気が一発で抜けることが本当に減った。


 朝も夜も、寝たいのに眠れないイメージがついてしまった。


 不眠症、まで酷くはないと思うが下手をすればそうなるかもしれない。


 若い頃は今よりはましだったと思うのだが、もしかしたらそれも思い出フィルターかもしれない。


 昔のことは何でも輝いて思えるものだ。


 ああ、昔はよかった……そんなことを思うようになった私は立派なおっさんだ。


 いや、社会的には立派とはとてもいえない落伍者(らくごしゃ)系おっさんだが。


 ことあるごとにふさぎ込むことが多く、何事にも行動が遅くなってしまう。


 そんな自分を自覚してまた落ち込んで、と無限ループに陥ることのなんと多いことか。


 自分が変わらなくてはならない。


 割とよくネットで検索して読む自己啓発(けいはつ)系の記事には、そういう意味合いの言葉が並ぶ。


 頭ではわかっているが、行動に移せない自分がいやだ。


 変わらなくては。変えなくては。


 少しでもポジティブに、自分が生きてもいいと思えるように。


 他者からよりもまず、私には自分に対する承認を強化した方がいい人間だ。


 やろう。やれる。もう少し。あと一歩。


 他の人と同じ速度でなくていい。自分のペースでかまわない。


 前へ進もう。


 後ろばかり見ていては、なにも変わらない。


 がんばらなくていい。


 ただ、前を向いて。顔を上げて。胸を張って。


 自分にやれることをやろう。


 大丈夫。少しずつでいい。止まらなければ、それでいい。


 身近でできることから、あとはやらなければいけないことから。


 せめて、逃げないように。


 怖くても、向かい合って、乗り越えていこう。


 足が止まったら、その場で深呼吸して、また足を動かせばいい。


 ポジティブを重ねて、ネガティブを押し込めて、やるべきことをやらなければ。


 年齢がかさむごとに、その言葉の意味と重みがのしかかってきている気がします。


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