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328回目 2020/2/6

 ツイッター関連でよく見かける炎上関連の叩きとかアンチとかについて、ですかね。


 ちらほら『読み速』さんや他のネット記事でも、たびたび見かけるのが『あの作品が不適切だと指摘されて炎上』、みたいな作品・作者叩きについて。


 最近では『僕のヒーローアカデミア』のジャンプ最新号で登場したキャラクターの名前と背景(人体実験を行っていた悪役)が、戦時中に実在した事件と酷似していて~、というのがあった。


 どうやらそれを最初に指摘した人は、日本での本誌発売前に『違法ダウンロード』で取得して読んでいたらしいと聞いたので、指摘するほど好きならせめて買えよ、と思わなくもない。(現状、すべて又聞(またぎ)きなのでどこまで事実かは不明)


 それはさておき、こうして問題を大きく見せて騒ぎ立てる人って、何が楽しいのだろうか? 注目を浴びたい、構ってほしい、弱い相手をたたける自分スゲーなどといった『承認欲求』の暴走と耳にした気もするが、そんなに人生を『相対評価』で生きて疲れないのだろうか?


 少なくとも、私は『相対評価』で自己評価を下げ続けた結果、ささいなことで落ち込むようなセンシティブメンタルになってしまった。もちろん、そのおかげで楽しくなれた経験などない。


 仮に『絶対評価』――つまり、自分の中にある確固とした『価値観』を傷つけられたために出た攻撃性だったとしても、なぜ相手からの謝罪を引き出せた時点で譲歩できないのだろうか?


 こうした問題ではたいてい、攻撃した側は『問題となった対象の言動・信条などを、自分と同じ考えに屈服させたい・ねじ曲げたい』みたいな意志を感じてしまう。


 失礼な言い方をしてしまうと、『価値観の多様性』を声高に主張する人に限って『自分以外の価値観』を認めようとしない。『ぼく/わたしがかんがえたすばらしいしそう』以外を受け付けないように思うのだ。


 あとは、創作物に対して『フィクション』と『リアル』を区別できていないレベルで怒り狂う人もいるみたいで、これが世に言う『ゲーム脳』かとよくわからない納得をしてしまう。


 中でも『キャラクターの思想』と『作者の思想』を混同する人なんて、本当に恐ろしい。彼らは『小説家』が全員『思想家』か『宗教家』にでも見えているのだろうか? 『認知のゆがみ』に気づかないと、自身の非合理にも気づけない、と教えてくれる反面教師にするしかない。


 こういう話題を見ると思うのだが、みんな『アンガーマネジメント(怒りの管理)』が上手にできていないのでは? と不思議に思う。


 私の場合、そもそも『怒る』行為に対して『しんどい・だるい』と考えるたちなので、意図して『怒り』を押さえ込むケースはまれだ。


 そのまれなケースが起きたとしても、経験上『その場』で怒ったりはしなかった。一度飲み込んで、腹の中に収めてから帰宅したあとで不満をぶちまけたことならある。


 いやまあ、私が『アンガーマネジメント』を得意としているなんて言うつもりはないけど、少なくともいろんなことに怒ったり騒いだりしている人よりは、『怒り』を押さえられていると思っている。


 ただ、上記のような『騒ぎたい人たち』はたいてい、自分から『不快なコンテンツ』に飛び込んで怒って叩きに行っている印象がある。


 たとえるなら、自分の服に火をつけてから他人の家を放火するのと同じ行為だと思う。以前聞いた表現で言えば、『リスカブス(自分の手首を切りながら『死ぬぞ! 死ぬぞ!』と叫んで相手の気を引くメンヘラ女性?)』とは言い得て妙だなと感心した覚えがあった。


 正直、『不愉快』に思ったのならそれ以降の関わりを絶った方が、精神衛生上は絶対に優しいはずだ。わざわざ自分を傷つけてまで他人に突っかかりたいとか、被虐趣味(ドマゾ)もいいところだと思える。


 何はともあれ、『怒り』を我慢できない上に忘れられない人って大変だな、と他人事のように思う。さぞしんどい人生を送っていることだろう。


 私はどちらかといえば、『怒り』も創作のエネルギーに変えられる人間になりたい。自己満足で気持ちよくなるより、よほど健全な対処法だと信じているから。


 なお、遺伝子レベルで『怒り』をコントロールできない人々が大勢いる国も世界にはあるようですよ?


 大変ですよね……いえ、どこのことかは知りませんけど。


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