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32回目 2019/4/16

 回数をふと見て、気づけばもう一ヶ月コレやってたようです。


 肩の力を抜いて、気合いを入れすぎずに取り組む姿勢。


 いい意味での中途半端が難しい私には、結構ハードルが高いことだ。


 言うは(やす)く、行うは(かた)し。


 誰もが他人から言われた言葉を余すことなく実践できていれば、世界に宗教は一つで問題ないし世界はずっと平和だろうと思う。


 ちょっと規模を大げさにしすぎたが、心に響いた言葉であっても、それを実際に行動に移せる人は本当に少ない。


 何せ、価値観を知って受け取るだけなら楽だが、実際に行うのはそれまで築いてきた日常のリズムを崩すことになるからだ。


 自覚のあるなしに関係なく、人にはそれぞれのリズムが存在する。


 起きる時間、ご飯を食べる順番、歩く速度、体を洗う順番、寝る前に飲むお酒の種類などなど。


 これをしないとしっくりこないルーティーンは必ずある。


 誰かの格言の実践(じっせん)は、つまりルーティーンのリセットと再構築だ。


 新しく始めたいことは体と日常に染み込んでいないから、ルーティーンではなく『異物』になる。


 それがどんな些細(ささい)なことであろうと、たとえば寝起きに一杯の水を飲む習慣を白湯(さゆ)に変えただけで、その人にとってはかなり大きな変化で違和感となる。


 それが体に合う場合、受け入れられる時間は短いだろう。すぐに自分の生活に取り入れることができ、ルーティーンとして自然と受け入れられる。


 しかし体に合わない場合、なじむ可能性が低い上に続けることが苦痛になりかねない。


 それがただの願掛け(ジンクス)に近い行動であれば比較的変えやすいが、食事や睡眠など健康を意識したものであれば大きな葛藤が生じる。


 現代医学的に『体にいい』と保証されたことを続けようと、苦手な食べ物を食べたり早食いの矯正(きょうせい)を行ったりして、肉体は健康に近づくかもしれないがストレスは消せない。


 己のリズムが崩れた時、すぐに崩れた状態に調整できる人は適応力が高いのだろう。


 しかし、私のようにリズムが崩れればこれまでできていたことを含めたすべてが崩壊する、適応力の低い人間にとってはちょっとの変化が耐え(がた)い苦痛となる。


 人はそれを私の甘えだというだろうし、実際その通りではあるのだが。


『誰もが感じる苦痛』だからといって、同じ刺激だから『誰もが同じ程度の苦痛を感じている』と決めつけられるのは抵抗がある。


 第三者のタバコの不始末による火事で家と家族を失い、全身に火傷を負った人がタバコのポイ捨てで激怒した場合、果たしてその反応を『大げさだ』と笑えるだろうか?


 理解しろとまではさすがに言えないが、少なくとも自分は察する優しさを持ちたいとは思う。


 独善的なタイトル、自己弁護マシマしなあらすじ、回数と日付のみのサブタイトル、序盤一週間の意味不明な本文……。


 拙作(せっさく)はこれからも、『読まれない努力』を忘れずにがんばっていきます!


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