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315回目 2020/1/24

 残念な弱気タイムです。


 ずっと前から感じていたことだが、このごろ『熱意』が長く続かない。


 小説に取り組む『集中力』とか、一つの物語に没頭できる『熱量』とか、絶対に完成させてやろうって『根性』とか。


 そんな『創作における持続力』が、ぜんぜんわいてこない。


 ときどき、ぼーっとしていたら書きたい題材は降ってくる。『書きたい』って『動機』は消えないし、瞬間的な『意欲』はまだ弱まっていない。


 なのに、どうも途中から『真っ白』になりやすくなった。


 理由はわからない。時間がたつほど、最初に感じた『これを形にすれば面白い!』という気持ちがしぼんでいく。


 少し前に体重が悲惨なことになったとカミングアウトしたが、肉体的な体力と同時に精神的な体力も急激に落ちてきたのかもしれない。


 ここを続けているのだから、文字は書ける。自分の思いを文章化できている。何も書けない訳じゃない。書こうと思えば書けるはずだ。


 なのに、心がぜんぜん、理性で考える『書きたい』に追いついてくれない。どんどん焦って、どんどん空回りしているような気分になる。


 世界において行かれる感覚が、日に日に強くなる。自分にたまる劣等感が大きくなって、新しいことへの挑戦が無意味な行動に思えてしまう。


 だめだと思っても、できない自分に絶望する。明るい自分を維持できない。楽しい物語を頭の中で転がしても、それを文面に起こすだけの力が出てこない。


 ここと同じように、よけいなことは何も考えないで、思うがままに小説と向き合えたらどれだけ楽なのだろうか?


 意味がないのに、他人と比較して、自分の実力の低さに失望する。小説を通して誰かに主張したいテーマが、自己嫌悪で色あせていく。


 自分の価値を信じられない『私』のせいで、楽しいと感じた物語たちがモノクロに沈んでいく。


 イヤなはずだ。真っ向からあらがいたいのに、この年齢(とし)までやめられなかった『自己否定』が、自分の『価値観』をおとしめることへの抵抗を薄めていく。


 いくら自分で頬を殴ってみても、くすぶっている『創作の熱』は種火のまま細い煙を上らせるだけ。


 自信と積極性と体力が欲しい。


 すべて、私にはないものだから。


 たぶん、時間がたって読み直したら『ナーバスに酔ってるイタい奴』と思うのでしょう。


 黒歴史を作った気がしているのに、これを書いているときの気分と大きく外れていません。


 私は昔から、私をコントロールできていません。取扱説明書が自分で書けたら、よかったんですけどね。


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