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286回目 2019/12/26

 適当にテレビCMで見たものを取り出しました。


●ベアリング

 文字通り、複数の熊が手と手を取り合って輪を作っている状態。あるいは単独(もしくは複数)の熊が一所にとどまり地面に円を描くように足跡を残す行為を指す。


 ただし、『ベアリング』の呼称は日本独特の読み方であり、海外では『Bear-Circleベアー・サークル』でしか通じないため注意が必要。


『ベアリング』は熊が遺伝的に持つ本能的習性と考えられており、細かい種類にこだわらずほぼすべての熊に同様の行動が見られている。


 行動の意味はすべて解明されているわけではなく、猿の毛繕いや馬のグルーミング(甘噛み)などと同じような親愛行動だとする場合もあれば、逆に外敵を威嚇するための行動とする場合もある。


 このように、『ベアリング』の意味合いは熊の種類によって違うとの見解が一般的であり、知っている行動だからといって不用意に近づくのは危険であるとされている。


 傾向的に、二足立ちして両手を仲間の手と触れあわせる『ベアリング』は親愛行動である場合が多く、その場でぐるぐると回り出す『ベアリング』は威嚇行動である場合が多い。


 手をつなぐ方の『ベアリング』だと、同性の成体同士(オスならオスだけ、メスならメスだけ)が形成するのが基本であるものの、こちらも多少の変化は存在する。


 たとえばオス・メスが交互に手をつなぐ『合コン型』は求愛行動もかねており、何度か手をつなぐ相手を変えて相性を確かめ、(つがい)(交尾相手)を決定する姿が観測されている。


 他にも中央に群れの子どもを置いて成体の熊で囲む『かごめかごめ型』や、逆に群れのボスを中央にいただき小熊の輪で囲む『偶像礼拝(ぐうぞうらいはい)型』、成体が作った輪の上で肩車された小熊がさらに輪を作る『組体操型』などが存在する。


 所要時間はおおよそ五分~一時間と差があり、一度始めるとよほどのことがない限りは『ベアリング』状態を解くことはない。中には輪を維持しつつ横歩きをしてぐるぐる回る熊もいて、その行動は奇妙ながらどこか愛嬌がある仕草としてメディアでもよく取り上げられる。


 逆に、円形に足跡を残す方の『ベアリング』では空腹状態であったり出産間近のメスだったりする場合が多く、基本的に接近はあきらめた方がいい。


 一説では、人間でいう貧乏揺すりや頭を乱暴にかき乱す行為に等しいとされており、いらだちや興奮状態を示していると考えられている。


 ただし、特殊な事例として折れた木の枝を器用に持ち、人間のように地面へ丸を描いた熊も存在している。こちらの行為は『威嚇ではない』ことしかわかっておらず、調査が進められているところだ。


 木の枝で直接描かれた『ベアリング』とされる図形は2019年現在までに十数件発見され、中にはナスカの地上絵やミステリーサークルを思わせる巨大な『ベアリング』も存在している。


 なお、ここで書かれた熊の行動は完全にフィクションであり、実際の事件や記録などとはまったく関係がないのであしからず。


 なお、これを書く少し前に三毛別羆(さんけべつひぐま)事件について解説しているユーチューブ動画を見ました。


 今後の獣人的キャラの描写に役立てようと思います。


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