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277回目 2019/12/17

 前回の内容と連続で書いてますので、まだまだメンタルが不安定です。


 あまりにも書くことがないため、先日ふと昔を懐かしんだことについて書こう。


 きっかけはない。ただぼーっとテレビから流れるニュースを聞いていたくらいのときだ。


 ――そういえば、子供の頃によく考えたらすごいセンシティブなじゃんけんしていたなぁ。


 本当に唐突に、なぜかそんなことが頭に浮かんだのだ。


 この意味のない文章の羅列(られつ)を読んでいるちょっと特殊な方々にも伝わるかはわからないが、名前は確か『戦争』。


 一対一の対面(タイマン)方式で行われるじゃんけんで、ルールとしてはお互いの左手(もしくは右手)でがっちり握手を交わす。


 対戦相手=敵を互いの手でつなぎ逃走を防ぐ鎖としたら、『せ~んそう!』といいながら主導権を獲得するためじゃんけんをする。あいこなら同じように『せ~んそう!』とかけ声を続けて勝敗を決める。


 最初の勝負(前哨戦)で勝利した者は、自分の手を口にしながら本番のじゃんけんを開始する。この時に自分の手を口にするのはいわば『先攻(おや)』であり、『後攻()』に負ければ主導権は交代する。


 じゃんけんで出す手の名前は『グー・チョキ・パー』ではなく、それぞれ『軍艦・朝鮮・ハワイ』と呼んで行われる。


(なお、手の呼び名については想像であるが、軍艦は日本海軍のことで、朝鮮は文字通り朝鮮軍を指し、ハワイは真珠湾(パールハーバー)=アメリカ軍と考えたら、モデルは第二次世界大戦の大日本帝国ではなかろうか?)


 その際、ちょっとしたリズムを刻みながらじゃんけんを行う。たとえば、『軍艦(ぐんかん)軍艦(ぐんかん)朝鮮(ちょうせん)』などと歌うようにするのだが、内容は『軍艦(前の勝負手)・軍艦(リズム用のタメ)・朝鮮(今回の勝負手)』といった意味になる。


 勝敗の付け方は通常のじゃんけんと比べてやや特殊で、自分が『先攻(おや)』の状態で相手に三回勝つことが勝利条件である。『後攻()』はじゃんけんに勝っても『先攻(おや)』になれるだけなので、なるべく連続で勝利しなければならない。


 また、『先攻(おや)』が勝利した場合、相手を逃がさないようにがっつり組んだ相手の手の甲へビンタを加える。こちらもリズムを刻むように、『一本取って(相手の手の甲をビンタして)、ハワイ(次の勝負手)』という流れでじゃんけんを続ける。


 そして先に『先攻(おや)』の状態で三回勝利した場合、ゲームの終了と罰ゲーム代わりに五度ほど相手の手の甲に追加のビンタを見舞う。


 具体的には、『一本取って(相手の手の甲をビンタして)、み(一発目)・な(二発目)・ご(三発目)・ろ(四発目)・し(五発目)!』といいながら力一杯ぶん殴るのだ。


 私がどこから聞いたのか、どうやって広まったのかはぜんぜん記憶にないが、なぜか一時期この野蛮なじゃんけんをよくやっていたように記憶している。


 ペナルティ代わりに対戦相手を平手で殴る、というのも今やれば問題になりそうではあるが、なによりじゃんけんの内容を文字通り『戦争』に見立てているのが、冷静に考えるとどうなんだ? と思わないでもない。


 子供の頃はリズム感の良さと痛みを伴うペナルティという刺激から、純粋に『戦争じゃんけん』を楽しんでいたように思うが、題材が『戦争』って……。


 それに軍艦(グー)(=日本軍)が当時朝鮮半島を併合していたため朝鮮(チョキ)に勝てるのは何となくわかるし、歴史からハワイ(パー)(=アメリカ軍)が軍艦(グー)(=日本軍)に勝てるのもわかる。


 が、なぜ朝鮮(チョキ)ハワイ(パー)(=アメリカ軍)に勝てるのだろうか?


 まあ、第二次世界大戦後の朝鮮戦争で、一時形成が不利になった南朝鮮(=今の韓国)側の援護についたアメリカ軍が国境線=戦線を北へ押し戻したのに、南朝鮮軍の不必要な深追いによって国境を北朝鮮軍(+中国・ロシア軍?)に再び押し返された事実を考えると、朝鮮(チョキ)が戦争にかかわればハワイ(パー)(=アメリカ軍)は負けるのだから、あながち間違いではないのか?


(余談だが、たしかベトナム戦争でも朝鮮(=韓国)は『同盟国だから』という理由を付けて、ほぼアメリカ軍の勝利が確定した状態で参戦し、アメリカ軍が防衛していた土地の村々を襲撃・略奪していった、と聞いたことがある。

 なお、朝鮮(=韓国)は日本に対して自称・慰安婦を問題視して糾弾(きゅうだん)しても、ライダイハン(=朝鮮軍がベトナム人女性を陵○した結果として生まれたハーフ)問題は無視する模様)


 少々にわか知識が多い内容かもしれないが、それでも詳しく調べればだいぶセンシティブな内容を含んでいるのに、子供の遊びとしてやっていたと思うと苦笑が漏れそうになる。


 すべての遊びの由来が健全とは言えない(たとえば『かごめかごめ』とかは都市伝説ながら怖い由来があった気がする)けれども、大人になるとこういう部分が気になってしまうのだなと、しみじみ思う。


 こんな精神状態が長く続く人間が、底抜けに明るい陽キャとかハイテンションオバカキャラとか書けるのか? と、自分の描写範囲にも限界を覚えたりしますね。


 性質が水と油ですから、反対の属性に対して理解が及ばない部分が出てきますし。やっぱ、ウェーイ系が得意な作者様ってウェーイ系の素質があるんでしょうか?


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