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263回目 2019/12/3

 すでにこの場所でやれるような『言葉』を探すのもキツくなってきています。


●ストレッチャー

 スポーツジムなどで主に運用されている柔軟補助器具。いわゆる筋トレマシンの一種として扱われているが、元々は拷問器具として開発された。


 原型となった装置は人間の体を固定し、人間の関節稼働域を越えて筋肉や腱を強引に押し広げて苦痛を与え、肉体を破壊していく拷問に用いられた。


 処刑用ではなく拷問用なのが重要で、いくら肉体の破壊を行っても死亡までには至らない作りになっている。つまり、原型ストレッチャーでの殺人は不可能なのだ。


 装置の見た目は着座(イス)型、十字架(クロス)型、部位特化(とくしゅ)型といくつか種類があり、時代を経るごとによりコンパクトかつ効率的になっていく。


 初期型に近い着座(イス)型は骨組みだけのイスに見え、手足・胴体・首を固定させて対象者の身動きを封じる。


 着座(イス)型で破壊できる部位は少なく、ひじ・膝・肩・股関節(こかんせつ)が可動範囲である場合が多い。


 ただし、効果範囲が少ないためか着座(イス)型単体での拷問効果は薄く、尋問の初期段階で用いられた後は別の拷問器具が用いられたらしい。


 そこで改良型として開発されたのが十字架(クロス)型である。可動範囲そのものはさほど変化していないが、拘束具としての役割も果たし殴る・斬る・刺すなどがより行いやすくなった。


 また拘束箇所に頭部や手首足首に加え、猿ぐつわのように口へかませる部品も追加して舌をかみ切る行為を防いでいる。


 より対象者の自由を奪い、害する範囲も広がったため拷問の効果もあがった十字架(クロス)型は、しかしどうしても大仰な装置になりがちで重量もかさみ運搬が難しくなる。


 そのデメリットを解消しようとしたのが部位特化(とくしゅ)型である。簡単にいえば、各部位ごとにもっとも効果的に破壊できる形に細分化した拷問器具だ。


 手や足の指から背骨まで、殺人には至らない部位を計算して作られた器具を用いて、じわじわとなぶるように苦痛を与えていき、精神を屈服させようとした。


 そうして日陰の世界で活用されてきた器具だが、徐々に時代が移るとともに需要が減っていき、現在では堅くなった筋肉をのばしてほぐすストレッチ用の器具として変化した、といわれている。


 なお、この解説は誰もが察するようにフィクションであり、実際の名称や器具などとは金輪際関係がないのであしからず。


 何というか、こうビビッとくるものが基本ないんですよね。やっぱ、無理やり作ってる感じが自分でもしているのでよけいに。


 まあ、ピックアップした候補を諦めたケースもあるんですけど。『サルサ』とか、どう飛躍させればいいんだ? と、結構な時間考えましたからね。


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