257回目 2019/11/27
投稿時間のずれ込みがどんどん大きくなっていきます……。
●ヨグソトース
この文言自体に意味はなく、初出は日本人の食べ歩きブログに記載された謎の言葉・物質として話題になった。
後にブログ作者のコメントにより『ヨーグルトソース』の打ち間違いだと判明するが、その訂正と謝罪までにいくつものネタに走った説がネット上で飛び交った。
まず、どういう場面で登場したかといえば『牛フィレ肉のステーキ~ヨグソトースを添えて~』と書かれていた。これだけで謎のインパクトを与える料理名になっている。
当初のコメントとしては『何? この名前だけで不安感をあおる添え物?』や『どう添えてあるのかも想像つかん……』などがあり、あげく『もしかして、俺らが知らんだけの世界の珍味?』という誤解まで広まった。
ただ、すぐに何かしらのおもちゃになると思われたのか、徐々に『ヨグソトース』で遊び出す人々が現れ始めた。
たとえば『ヨグソトースは添え物じゃない! 単体でメインディッシュをはれる食材だ!』と、何の根拠もなく騒ぎ出せばノリの擁護派、理性の否定派が生まれて大激論を繰り広げるようになる。
他にも『字面からしてヨグソトースは人間の食べ物らしいが、植物なのか動物なのか?』という疑問が生まれ、未開の地に生えている果物に似た植物説や身近な食材の学術名説など、こちらも熱い議論が展開された。
中には『ヨグソトースは神の一種で、時空の制限を一切受け付けない最強の空虚存在。牛フィレ肉の添え物にするなんてあり得ない』と主張する者まで現れだしたが、ネットの反応だと『それはない』、『久々厨二乙』、『ここはお前の落書き帳じゃねーぞ』など辛辣なコメントが並んだ。
少数意見として『とある作家の創作神話に、似たような名前を聞いた気が……』とか、『世界的に有名な推理小説の中に暗号として登場していた』とか、『実際に食べたことがある』とか、眉唾な情報が乱立した。
最終的には上記の通り『ブログ作者の書き間違い』として認知され、事態は収束されることとなる。
なお、問題の記事は最後に『でも、個人的には醤油の方が好き』と感想が記載されており、コメントには『ヨグソトースにつけろよ』という趣旨の意見が殺到したという。
なお、この経緯は完全なるフィクションであり、実在するクトゥルフなどとは何の関係もないのであしからず。
これは本格的に内容が浮かばなくなってきました。




