228回目 2019/10/29
ラノベタイトルのウェブ小説化って、本当に購買促進効果があるんでしょうか?
以前にも話題にしたことがあるだろうが、2010年前後のラノベから流行し現在も『なろう』などで主流となった『長文タイトル』について、また触れる機会があった。
おそらく賛否は分かれるところだろうが、作者側からしたら『タイトルをあらすじ化しないとそもそも読まれない』などとなり、読者側からしたら『タイトルで完結しているなら読む価値ない/キモい』などとなる。
これに関しては、ウェブ小説におけるタイトルは作者の自由だと思う。私もその形式が『必要』もしくは『面白い』と判断したら長文タイトルを使用するだろう。普段は短めを意識するけど。
ただ、ときおり見かける『書籍化にともなって編集者からの要望でタイトルを変更』したケースは、何度見ても『かわいそう』という思いしか浮かばない。
中でも有名なのが、『異空のレクスオール』が『最弱ランク認定された俺、実は史上最強の神の生まれ変わりでした お姉ちゃん属性な美少女との異世界勝ち組冒険ライフ』への改題である。
一応、弁明しておくが私としては当該作品をさらしあげるつもりはない。ただただ同情する、という『書き手』視点からの意見を述べたいだけだ。
とはいえ『作者のプライド』と『商品化の利益』を天秤に掛け、お金を取っただけだろうという意見も見かけた。まあ、人それぞれの事情があるだろうから、そこまで突っ込んで否定するつもりはない。
何が何でもお金が必要な状況というのもあるだろうし、書籍化したというだけで作者の名前には箔がつく。それをメッキに落とすか黄金に変えるかは、作者の力量次第というシビアな世界になるけれど。
まあ、結局タイトルは『商品の看板』という役割でしかないため、物語の内容で勝負するのが作者の腕の見せ所でもあるのだろう。
まあ、タイトルをおろそかにしていい、とまでは言わないし言えない。タイトルのセンスがない私にとっては、物語の構成よりも難しい鬼門である。
プロット段階では仮タイトルを設定するのだが、しっくりくるタイトルってなかなか思い浮かばないものだ。中身を書き上げ、公開するかとなった段階でもタイトル選定はよく悩む。
個人的には『短く、内容との関連性が高く、あわよくば伏線を仕込む』ことができれば満足できる。あえて長文にするとしたら『説明は展開の序盤までで、なるべくコミカルに』なれば上々だろう。
タイトルはいわば『小説のキャッチコピー』に置き換えられると思っているので、微妙に小説執筆とは別のテクニックが必要になる。ラノベだと特に売れ線や流行も取り入れないといけないため、余計に面倒くさくなっている。
ついでに言えば『あらすじ』も苦手な分野なので、一つ一つ考え出したら頭がパンクしそうになる。創作って面白いがしんどいことが多いと、改めて思う。
掲示板系の書き込みだと、『地雷をよける目印になる』みたいな意見もちらほら見かけるためか、長文タイトルの効果って疑わしいんですよね。
本文中にタイトルを出した作品も発売から時間が経ってるので、実売数……は難しくとも発行部数とかを調べて検討したらわかるんでしょうか?
何にせよ、雲の上にあるような縁遠い世界のお話ですけどね。




