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223回目 2019/10/24

 う~ん、やはり静かな夜中の方が作業はしやすいですね。


 いつもお世話になっているまとめサイトの記事で、気になった内容の物があった。


 いわく、『読みやすい文章=稚拙な文章と受け取られる可能性がある』という内容だ。一応付け加えて置くが、小説の感想における話である。


 元はツイッターに載せられた意見で、発言者は『褒め言葉』として伝えたつもりなのに、受け手(文脈的に小説作者)は『悪い意味』として認識していたようだ、とのことらしい。


 この話を読むと、真っ先に思いついたのは『なろう』の存在だ。


『読みやすい』という感想は、『なろう小説』には割とよく見る『褒め言葉』である。そして同時に、『なろう』の外にでると『稚拙な文章』だと(あざけ)られやすい部分でもある。


 こうした『サイト内外における認識の齟齬(そご)』が影響していないとは考えにくい。『なろう系』というくくりで小説やアニメによって一般に広まった結果、『読みやすい』ことと『稚拙である』ことがより混同されやすくなっている、と思えてならない。


 ここで弁明をするならば、擬音語の多用や短い地の文や会話文の連続などの手法は、あくまでサイトの形式(フォーマット)にあわせた『読みやすい工夫』の一種だとは思っている。


 通常が横書きであるネットの文章と、英語などの外国語ではない日本語書籍だと通例の縦書きの文章では、見やすさや読みやすさが違ってくるのは当たり前なのだ。


 一番わかりやすい例が改行だろう。縦書きだと(限度はあれ)行間が詰まっていても文章を読むのにあまり不都合は感じないが、横書きだと(読み方になじみが薄い日本人は特に)非常に読みにくく感じるのではなかろうか。


 そこで読みにくさを解消するため、私が行っているような段落ごとに改行を一つ入れてスペースを空ける、などの読み手側への配慮として『工夫』や『最適化』を行っているわけだ。


 なので逆を言えば、もし『なろう』で投稿した小説が書籍化する場合、一般書籍にもっとも適した形式(フォーマット)に文章をあわせる必要がある。


 が、一部の小説は『なろう』に掲載したそのままを書籍として出してしまい、『読みやすさ』よりも『稚拙さ』が際だってしまったために、このような『風評被害による意図の変化』が生じてしまったのではないか? と思う。


 とはいえ、原因が上記の仮説だけにあるわけではないだろう。


 そのツイッターへのリプライ?(私は利用していないので、適切な言葉かわからない……)として、『がんばって書いた小説なのに、読まれた感想が『読みやすい』だと『内容は良くなかったのか?』と思ってしまう』という意見も目に付いた。


 深読みのしすぎ、と思う人もいそうだが、実際に小説の感想として『読みやすい』は無難かつ汎用(はんよう)性が高い……ぶっちゃけ、『お世辞』で使うにはちょうどいい言葉ではある。


 しかし、小説を書いているような人はある程度『言葉に敏感』でもあるため、隠したい(または存在しない)『言葉の裏』を読もうとしてしまう部分は否定できない。


 そうなると、感想で最初に触れたのが『文章の特徴(よみやすい)』であったということは、小説を読んだ人の中で『物語の内容』は『最初に褒められるほどよい出来ではなかった』、ととらえられてもおかしくないのだ。


 もし本当に小説が面白いと思ったのたら、まず『このキャラがよかった』とか『このシーンがよかった』みたいな意見が出やすいと考えられるので、あながち間違った見方でもないと思っている。


 とはいえ、最終的には作者の性格や受け取り方次第な部分でもあるので、具体的に『これが正解!』といった答えは出せない問題だろう。


 私の場合だと、『読みにくいよりはいいか』と深く考えずにありがたく思うだろう。内容への指摘がないことについては、『もっとがんばろう』と思うくらいで不快には感じないと思われる。


 あまりいい性質ではないものの、私は自己評価や自尊心がかなり低い方だと自覚しているので、小説を批判されても滅多なことでは怒らないのでは? と思っている。悲しくはあるけれど。


 極論、問答無用で『面白い』と言わせるような物語を作ればいいだけの話だ。やれるかどうかは別にして、それくらいの小説を作るという気概は忘れないようにしたい。


 私は集中力が切れやすい方なので、人の気配やテレビなどの雑音があると何もできなくなるんですよ。


 なので、ほとんどの人が寝ていて見たいテレビも少ない深夜の方が、とても作業しやすいと感じるわけです……そうしてまた、生活リズムが夜型になるんですねぇ……。


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