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214回目 2019/10/15

 このエッセイ? も二百回を越え、ネタがなくなり、もがき苦しむ中で気づいたことがあります。


 なんか、私の中で『ちょっといいこと』や『ちょっとした落ち』を求めてこれを書いている傾向を自覚し始めた。


 これも『筆が遅い』とか『書き出しの踏ん切りが悪い』などに代表される私の『悪癖』になるのだろう。何でもいい、と自分でフリーを意識しながら、『何か意味があることを書かなければ』みたいな『かっこつけ』をしてしまうところがある。


 普段は特に意識していないのだが、どうも私は無意識的に『見栄っ張り』な部分があり『失敗』を『恥』と強く感じてしまうようなのだ。


 といっても、『意図的な失敗』はあまり気にしない。小説の中で言えば、緊張した空気をゆるませるために下手を打つとか、自らウケをねらった皮肉が通じないとか、目的があったりするものはセーフにあたる。


 しかし、性格的な欠点からやってしまう行動や、勘違いから出た言動など、『無意識的な失敗』は異様に恥ずかしく思ってしまう。ここが、私の『完璧主義』傾向に強く影響している部分なのだろう。


 そういう意味では、私は『八方美人』でありたい願望があるのかもしれない。(かぶ)れる猫はそこまで厚くないので、ボロはすぐに出てしまうのだろうけど。


 今もこうして、この文章を書きながらこの話をどう落とそうかを考えていたりする。これも生育環境から染み着いた『悪癖』なのかもしれない。もしくは、話に落ちを求める関西の血か?


 あとは、それと派生して『文字数』に関しても気になりがちだ。特に長編作品だとそうなってしまうのだが、一話を更新すると最新話の文字数が次の最低(ボーダー)ラインにしてしまう『悪癖』がある。


 つまり、話を書いていくにつれ、『一話の文字数』がどんどん多くなっていってしまうのだ。


 現在投稿している【普通】も同じで、最初は確か五千文字とか多くても八千文字だったはずだが、最近更新できた内容は最低一万文字を越え、最新話では(話の区切りが悪いという理由を含めても)およそ二万文字を更新している。まずい。


 以前投稿していた作品も、最終的には一話で四万文字を越えた話もあったはずなので、もう病気かもしれない。どうせなら文字数でマウントをとるんじゃなく、物語の質でマウントをとれるようになりたい……。


 まあ、進んで他人相手にマウントを取りたいとは思わないけれど。『他人より優れている! 自分は偉い!』なんて自己満足に(ひた)ることの何が楽しいのだろうか? ……いや、別に全員がそう思っているわけじゃないだろうけど。これも偏見かもしれない。


 こういう自分の『イヤだと思っている部分』とどう向き合い、つきあっていくか。思春期とか、もう少し早い段階で決着をつけたかった問題を、私はずるずると引きずっている。


 こんなだから、自分のことをいまいち好きになれないのかもしれない。


 そういえば、ここでもちょっとずつ文字数が増えている気がしていました。最初は気にしていなかったのに、なぜか無意識の最低ラインが千文字以上になっていたかもしれませんし。


 こうして、不必要かもしれない部分でハードルを上げるの、やめられたらもうちょっと息がしやすい執筆生活ができるかもしれませんね。


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