表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
196/1238

196回目 2019/9/27

 ストーリーがうまい人って、本当にすごいな~という話です。


 私はときどき、ユーチューブを利用してゲーム実況を見ている。詳しく走らないが、実況動画の発信におけるルールがあるらしく、販売されているゲームよりはフリーゲームが多い印象だ。


 フリーゲームの私における認識は、ゲーム作成ツールなどを使って作られたアマチュアが主に作成するゲームで、いわばゲーム界の『なろう』みたいなものだと認識している。


 一応いっておくが、テンプレ(似たような作品)の乱立という意味ではなく、参加ハードルが低いジャンルという意味で『なろう』だと言っただけで他意はない。そりゃあ玉石混淆(ぎょくせきこんこう)なのは同じだろうが、決してディスってはいないのだ。


 それはさておき、私はゲーム実況で注目しているのは配信主の実況ではなく、ゲームの内容そのものであることが多い。ゲームの種類にもよるが、雑談・考察・感想っぽいものが挟むと簡単にスキップするくらいには不届き者である。


 また多くのゲーム実況者を知っているわけではないし、配信者の好みやアンテナの範囲でしかみれないので、内容を知れるゲームはそう多くない。加えて、そこそこボリュームがあるゲームだと全編通して数時間かかるのもザラで、視聴する機会もまたそこまで多くない。


 そんな息抜きレベルで見る程度の利用者だが、中にはクオリティが高くて感動を覚えるゲームとの出会いがあった。そういう作品はゲームの出来はもちろん、シナリオがとても面白いものが多い。


 特に印象に残っているのは、スマホゲームの『くまのレストラン』という作品が一つ。こちらはフリーゲームではないアプリ配信のゲームだが、実況を見て素直に面白いと思えたゲームだ。


 ドット絵で描かれたポップなキャラクターとは対照的に、取り扱っているテーマは『死』でありいろいろと考えさせられるストーリーになっている。


 あらすじは、死後の世界で営業している『くまのレストラン』では死んだ人々が最後に食べたい料理を提供している。客の曖昧なオーダーは『ダイブ』とかいう死者の記憶をたどる手段を用いて用意し、満足してもらっていろんな人生の覗き見ができる内容だ。


 ゲーム要素としては複雑ではなく、私の好みに合致したのもあってシナリオ重視の内容になっている。オーナーのくまさんと主人公であるねこさんとのやりとりも、全体を通してほっこりしている。


 たしか○イッターか何かでバズった? という話を聞いたことがあるので知っている人も多いかもしれない。私のスマホは容量がクソなのでダウンロードはしないが、興味があれば探してみてもいいかもしれない。


 あとは似たような系統で『終わらない夕暮れに消えた君』というゲーム実況を最近みた。これもたぶんスマホゲームで、どこかファミコンを彷彿とさせるドット絵と印象的なBGMが特徴的なゲームだ。


 内容は若干の推理要素があるアドベンチャー系だろうか。


 あらすじを簡単に説明すると、とある離島で毎年行われる祭りの日、子どもの頃に同級生とかくれんぼをしたら、一人が行方不明になった。島中を懸命に探すも、失踪の痕跡や遺体も見つからないまま時間だけが過ぎていく。


 そして十年後、主人公は当時も遊んでいた同級生たちと埋めたタイムカプセルを掘り出す約束をしていた。学校に向かって掘り出すと、タイムカプセルの代わりに意味深なメッセージが現れて……というところから物語は始まる。


 主なストーリーは行方不明になった同級生の行方と謎を追う、というものだがおつかい系サブクエスト的なものもあって、結構楽しそうな印象を受けた。ただ、私のスマホは容量がクs(以下同文)。


 このゲームですごいのは、ドット絵で表示された主人公たちの情景がばっと思い浮かんだところだろうか。もちろん個人差はあるだろうけど、ドット絵のゲームからそんな感覚を覚えたのは初めてだったので、とても印象が強く残っている。


 後はプレイ後にわかるタイトルのうまさとか、題材としてはよく見るストーリーラインであっても引き込まれる内容だとかいろいろあるが、やはりこのゲームは音楽が秀逸だったと思う。


 ラストやエンディングは特に私の好きなしっとり系のBGMだったのも記憶に残った要因だっただろうが、ともかくゲームの世界観への没入に大きな役割を果たしていた、と私は思っている。


 創作のハードルとしてはゲームの方が高いのは確かで、私も形態は違えど小説で心を動かせるようなものができたら、と思うばかりだ。


 ……まあ、感動物をねらって作るのが苦手なぶん、上記のような作品にあこがれが強かっただけかもしれないが。


 ゲームって、途中から自分がプレイするより実況でいいやって思ってしまいますね。下手だからでしょうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ