表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/1238

171回目 2019/9/2

 背中が……痛いです……っ!!(迫真)


 たぶん、筋トレの成果? だと思う。


 布団から目覚めて活動し始めた直後、背中の神経を走るような鋭い痛みが駆けめぐった。


 一瞬、ぎっくり腰を疑うような電気に近い衝撃に、しかし腰に違和感がないことを感じて違うと確信する。


 患部(かんぶ)は背中、間違いない。


 まるで腰を痛めたように体を曲げ、ひょこひょこと歩く姿は端から見れば滑稽かもしれないが、当の本人は次の痛みに襲われないよう細心の注意を払っている。


 私の腰は『ヘルニア』ではあるが、普段から痛みがあるわけではない。少し無理をしたときに、思い出したように脊柱の中を通る神経に釘を刺してくるのだ。


 それと比べると、この背中は明らかに筋肉の炎症っぽさが伝わってくる。はっきりわかるわけではないが、私がいつもおそれる神経痛とはまた別種の痛みだ。


 じんじんといやな気配が常に漂い、それでいて一定の稼働域を越えた屈伸・捻転(ねんてん)運動で生じる、じわりじわりと湿布のように広がる不快感。


 原因は何となく察している。前日、前々日に行った筋トレだ。それも、最近始めた背筋トレーニングによる物だろう。


 ストレッチもしてきたが、やはり突然新しいメニューを増やせば負担は大きい物らしい。典型的な筋肉痛の痛みで、動くたびにピクピクと体が反応してしまう。


 特に私が体を動かすわけではないが、キャラクターが戦闘とかしているときにこういう地味な痛みって、集中力を欠くのだろうな……と思ってしまう。


 アドレナリンが出て痛みを忘れられるのって、私の中ではめっちゃ重傷の時にしか働かないイメージだ。こういう日常の中にあるような痛みって、命に別状がない代わり無視できない(たぐい)になりがちだ。


 それは『体の異常を訴える』という、本来の『痛み』が(にな)う重要な役割があることはわかる。わかるのだが、体の動きを制限するという要因としてこれほど厄介なものもない。


 体に負担をかけない、無理をさせない、現状の負荷以上のダメージを与えないなど、生命維持に必要な機能だ。そう考えると、私の作品のキャラを含めバトル物の登場人物ってかなり無理しているのだなと改めて思う。


 私も軽々しく主人公に『限界』を越えさせてきたが、これからは少し手加減を加えてもいいのかもしれない。


 死ぬ一歩前から、一歩半前くらい。


 半歩分が、作者としての私の優しさ……。


 何事も程々に、ということなのでしょうね。


 もちろん、私は自作の登場人物への試練(イジメ)に手心は加えませんが。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ