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160回目 2019/8/22

 前にもここで書いたかもしれませんが、ラノベ文化の中で苦手なことを書いていこうかと。


 私はいわゆる『微エロ』が苦手だ。


 ラノベ書籍だと表紙や口絵、()し絵などでの露骨(ろこつ)な性的アピールの顕著(けんちょ)なイラストがわかりやすいかもしれない。


 時々、ツイッターなどでも文句がでていたりするようだが、私もあまり歓迎している要素ではない。


 ギリギリ、ジャンルが『ラブコメ』なら演出の内と納得して許容範囲なのだが、それ以外でやられると正直()える。


 特にヒロインなどの女性キャラも活躍するようなバトル要素が売りの作品でやられると、なんだかやるせない気持ちになってしまう。エロで釣るな、バトルで魅せろよ、と。


 一応、これは読者としての意見であるため、作家側の意見としては反論もあるだろう。


 そもそも、イラストの印象と本文の雰囲気が違うことはままある。文章での表現はだいぶマイルドにすませているのに、あえてイラストで布面積を減らしたシーンを描写している、みたいなことだ。


 たとえば、主人公が男子高校生の一人称小説で、事件に巻き込まれた後にヒロインがシャワーを浴びている音をリビングで聞いている、という描写なのにヒロインのシャワーシーンが()し絵に……みたいなものだろうか。無理矢理サービスカットを入れました、という感じが、何というか、コメントしづらい。


 ラノベ特有の『微エロ』という文化、と言えばそれまでかもしれないが、名目でも十~二十代の少年・青年世代へ向けた商品であっても節度はあると思う。


 あくまで私の狭い見識からくる体感ではあるが、一時期ラノベの売り上げが上がってから『微エロ』描写の範囲が徐々に広まっていった気はする。オブラートを取っ払うと、過激化した?


 確かに、男は『エロ』が好きだ。というか、人類で『エロ』が嫌いな人は少数派だろう。断言していい。なぜなら『エロ』がなければ私は生まれていないし、地球に何十億人も人類は存在し得ない。(無駄に壮大)


 ただ、かといって『エロ』を積極的に消費する姿勢はどうか、と思う。そう言うのは官能系の小説やコンテンツに一任してもいいのではないだろうか? 少なくとも、何事においてもある程度の節度は必要だろう。


 パッケージ買い、という言葉があるように表紙絵イラストレーターをみて購入する層も一定数いて、書籍の売り上げに貢献している面があるのは確かだ。商売なのだから、需要があるなら応えなければならないのもわかる。


 しかし、こう、『意味のないエロの押し売り』はどうしても引っかかる。ここは作家目線かもしれないが、『微エロ』が作中での伏線とか重要な意味があるならいいんだけど、何となくで出すならやめろよ、と思ってしまう。


 ラノベの『萌え・微エロ』のごり押しは一時期かなり目立ったように思う。最近は『なろう系』を除き、テレビCMの受賞作の広告で硬派な印象を抱く作品を見かけるが、それでも『萌え系イラスト』が主流なのは変わらない。


 そもそも、ラノベに登場する女性はなぜあんなにスカートが短いのか? 絶対領域だかなんだか知らないが、高校の制服くらい校則通りに着てこいよ。特に真面目系のキャラがやっていたら、設定段階でのキャラ崩壊だって気付けと言いたい。(おっさん丸出しの意見)


 ほかにも、胸や臀部(おしり)を強調したようなポーズとかもよくやり玉に挙がるか。深夜アニメの表現でも、似たようなことはいえるかもしれない。さりげなくならまだしも、わざとらしくやられると下品だとは思う。(個人の意見)


 なんだかほとんどおっさんの愚痴になってしまったが……ん? いつも通りか? ……ともかく、ラノベのR15化をさせたい勢力があるのかは知らないが、『エロ』中心(ありき)での作品づくりでいいのか? とは常々思う。


『エロ』はR18系に任せればいい。R15のグレーゾーンはネットコンテンツ(非営利系)で十分だ。『エロ』に

こびてはいけない。物語の『(クオリティ)』で勝負しなければ!


 ……まあ、ほとんどクレーマーな意見だというのも重々承知しているし、口で言うほど簡単じゃないってことも理解しているけれど。


『なろう』で言えば、『テンプレ』は下品だから使うな! 自分の持ち味で勝負しろ!! なんていう無茶ブリと同じなわけで。そんなこと、最初から全員ができたら苦労しない。わかっている。


 とりあえず、私はそういうスタンスでいきたい、というだけなので、別にほかの作者方へ強要したいわけではない。だからここで書いて捨てている節もあるのだ。


 そりゃあ、私もできれば『エロ』に頼らず傑作(けっさく)を出してみたい。出せるものなら。……そもそも、『エロ』自体そこまで前面に押し出してはいないけど。


 今はほとんどラノベ商業作品を購入していないので、ちょっと的外(まとはず)れな意見かもしれません。考え方が時代に合っていないかも?


 でも、現在の私は本気でこう思っている、という備忘録みたいなものとして書き捨てておきました。


 お金に余裕があれば、大賞作品くらいは目を通したいんですけどね。


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