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142回目 2019/8/4

 久しぶりに作品を投稿した感想、ですかね。


 この作品を覗けば、およそ九ヶ月ぶりに作品を投稿した。


 長編の続きではなく短編ではあるが、これで少しでも前に進めた気になればと思っている。


 投稿することそのものは、あまり抵抗がなかった。ほぼ寝起きでしばらく寝不足が続いていて、頭がぼーっとしていたからかもしれない。


 ただ、予約投稿や内容の修正をしながらしばらくしてくると、じわじわと不安が襲ってくるのはなんだか不思議だった。


 やはり、読まれなくてもいいと思っていながらも、小説家の端くれとして読んでほしい、楽しんでほしいと思う気持ちは完全に消せないらしい。


 この作品の更新直前くらいにこれを書いているが、今のところ反応が微妙で落ち込む自分がいる。何とも自分勝手な話だが、理性と感情ははっきり別物として機能している証拠かもしれない。


 まあ、この不安の裏には長編の続きを書くことへの不安も含まれているのだろう。短編の反応から無意識に、長編を続けることへの試金石にしようとしていたのだろうか?


 求められないものよりも、求められるものを書きたいのは当たり前だ。誰だって、非難されるために作品を作りたい訳じゃない。


 それに、自分の表現したいものを貫いて表現したい、という思いも本物として実感している。『これが私の世界だ』と、作品を通して堂々と言ってやりたい気持ちは確かだ。


 それでも、私には我を通すだけの芯がない。あっても細い。元々が自信家とはほど遠い性格のため、折れてしまいそうなほどの自尊心しか持ち合わせていない。


 身勝手に生きたい。でも、周りの目を気にしてしまう。


 そういう点では、私のメンタルは商業作家と比べると弱すぎるのだろう。叩かれても気にしないだけの図々しさはないし、立ち直るまでにも時間がかかるのかもしれない。


 ……いや、もしかすると、作品発表の結果で得られる反応よりも、作品が発表されるまでに膨らむ予期不安の方が厄介なのだろうか?


 踏み出してしまえば、否応にもいずれ結果はでる。それと同じように、結果がでるまでの猶予期間(モラトリアム)の、何とも言えない曖昧で奇妙な不安の増大もまた、私にとっては当たり前に存在する。


 何もしなくとも、何かをしても、私の心には常に不安がつきまとい、許容範囲を超えれば恐怖となってすべての行動を停止させてしまう。


 いまだに『完璧』を求めてしまう(さが)だろうか……誰しも飼っているだろう魔物(ふあん)制御方法(コントロール)がわからない私には、まだつきあい方がわかっていない。


 それはこれからも変わらないのだろう。知らぬ間に膨らみ、牙をむく不安に、臆病な私はおびえ続けるのだ。


 それでも、いつか、克服するか慣れるかして、不安を日常にできればいいとも思う。


 小説の投稿は、心のトレーニングだ。


 今はそう思いながら、次の物語に目を向けていこう。


 特にタイトルやあらすじに力を入れたわけでもないので、見られないのは当たり前だと思っていました。


 なのに不思議と、公開されたと自覚した瞬間にいい知れない焦りがまとわりつくのですよね。


 他の作家さんはどうなのでしょうか? 案外、私と同じような感じになったりするのでしょうか?


 聞いても不安が消えるわけではないのでしょうが、気になってしまいますよね。


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