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130回目 2019/7/23

 ちょっとしんどい気持ちになってます。


 現実は理不尽である。


 おそらく、私が小説の作品に必ず組み込みたいと思っている要素の一つだ。


 小説はそもそもが空想・妄想を文字情報に起こして表現したものだ。なので、作品へ乗せる情報は作者側の気分や裁量次第ということになる。


 当たり前のことだが、小説は『作者の見てきた世界と情報』が作り出したフィルターがかかった状態で描かれている。それだけで、暗黙の注釈に『独断と偏見がある』と思ってもらってもいい。


 なにがいいたいかというと、作者側が描きたい物を選べると言うことはつまり、作品の中にはたぶんにして『作者の理想』が高い割合で反映されやすい。


 作者・読者の関係なく誰でもそう思うだろうが、基本的には自分から選んで見るコンテンツに高いストレスは求めていない。


 動物の動画など、どうせならリラックスしたい癒されたいと思うのが普通だろう。それくらい、今の日本は疲れている人があふれかえっている印象がある。


 そのため、読者はもちろん供給元である作者も、理想を展開されられる作品の中だけは『自分(主人公)』にとって優しくて都合のいいものを選びたくなる、と考えている。


 逆に、読者も作者も平等に高いストレスを感じているのが『現実』だろう。解消しきれない社会問題をため込んだこの国で、息苦しさを感じている人の方が大多数なのは想像に(かた)くない。


 そうした傾向を考えると、現実逃避のためになるべく『日本社会(げんじつ)』を感じられないよう作品の中からストレス要素を排除しようとするのは、むしろ当たり前なのかもしれない。


 小説は『現実』からの逃避先の一つとして、すでに娯楽(エンターテイメント)の地位を獲得している。実際の売り上げはさておき、実用書や教科書に迫るくらいには小説の需要も尽きてはいない。


 他にはアニメやゲームといったサブカルチャーが盛んであるため、日本における現実逃避の選択肢は多く求められている。それくらい、みんな『現実』に疲れて軽く絶望しているのかもしれない。


 そうした中で、私が作品に『理不尽』を入れたがるのは、おそらく自分の根底に『風刺的作品』を描きたいという欲求があるからだろう。


 自称するのはちょっと情けないが、物書きとしては厄介なタイプだ。小説の中に自分の主張を入れて喧伝する、ある種のジャーナリズムを抱えて執筆している()があるのだ。


 この思いは承認欲求と言うより、小説を書くことに意味を見いだしたいだけのエゴなのかもしれない。


 ただ楽しませたり笑わせたり、感動させたりする娯楽では物足りない――執筆に至るだけの意味付けが薄い、と無意識に考えている可能性はある。


 私には完璧主義傾向があり、それがいまだ抜けていない。それは効率主義にもつながり、結構シビアな目で無駄や非効率を避けようとする。


 だからか、無意識に社会的な価値を付加しようという強迫観念から、『現実の理不尽』を組み込みたいとしているのかもしれない。


 私の書き方はできるだけ断言を避けており、ふわふわした言動が多いが、こういう弊害を抱えているのでは? という懸念は確かにある。


 まあ、それが読者にとってはどうでもいい反省に過ぎないのもまた、わかってはいるのだけれど。


 ちょっとした話の流れから、旧民主党政権時代にあったもろもろの黒い噂を身内から聞いたせいです。


 日本をつぶすためにいたような無能集団が、一時期でもこの国の与党だったと考えるとぞっとします。ネットで調べればいくらでも出てくる、と聞かされてかなり胃もたれを起こしました。


 これからはもっと日本の内政に関心を持って選挙にいきたいと思いました。


 少なくとも、日本の国益を真剣に考えてくれる人たちに政治をして欲しいです。……あ~、まだしんどい。


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