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1234回目 2022/7/30

 シチュエーションだけで書き進めましたので、現状ストーリーはまったくありません。まぁ、バトル展開はあったんでしょう、きっと。


 一回目

 お題『可愛い粉雪』

 必須要素(無茶ぶり)『フォロワー達が○し合い』

 文字数『794文字』 未完


 タイトル『禁秘(きんぴ)の謝肉祭』


 それは、ふんわりヒヤッとした雪が降る夜のことだった。


「――――?」


 孤児院を抜け出して、いつものように教会の聖堂でお祈りをしていたら、外から変な音が聞こえてきた。


 叫ぶような、うめくような、悲鳴のような。


 とにかく、よくない声だっていうのがすぐに分かった。


「だ、だれか、いる、の……?」


 ろうそくの灯が消された時間だったのもある。シスターの言いつけを破って抜け出した負い目もある。単純にその声が、怖かった、というのもある。


 色んな気持ちがごちゃ混ぜで、どうしたらいいのかわからないのに、私の口と足は勝手に動いていた。


 外にいた人が誰かを尋ねて、自分でも誰がいたのかを確かめるように扉へ近づいて、冷たい扉の取っ手に指先の体温を奪われて。


 慎重に、どうしてか音を出さないように、外へ通じる扉をそっと、開けた。


「……ぁ」


 外は赤かった。


 色んな赤で、教会から門の間にあるお庭はずっと、赤く染まっていた。


 本当なら夜で暗くてわからないはずの景色が、月の光に反射した雪で照らされて浮き上がってくる。


「死ね!」


「死ね!」


「死ね!」


 よくない声を出していたのは、みんな、教会で出会ったことのある信者の人たち。みんな信仰深くて、優しくて、穏やかで、ケンカなんか起こす前に謝ってしまうような人たち。


 それが、刃物を握って、お互いに向けていた。獣のような鳴き声と勘違いしそうな声を発して、赤い粘っこい水が染み込んだナイフを振り回して。


 あの人たちは、人間だったはずだ。いつのまに獣に堕ちてしまったのか。いや、そもそもこれは、今目の前で起こっているのは現実なのか?


 驚きのあまり声が出なくなって、本当によかったと思っている。月と粉雪に狂った信者たちは私の方を見ることなく、でたらめに刃物を振るっているのだから。


 でも、すぐ//(時間切れ)




 二回目

 お題『記録にない真実』

 必須要素(無茶ぶり)『自動車保険』

 文字数『830文字』 未完


 タイトル『記憶にない交通事故』


 些細な、しかし俺にとっては致命的な違和感は、何気ない会話の中に突然放り込まれた。


「そういえば、お前腰は大丈夫なのかよ?」


「腰?」


 就活の進捗状況を同期と共有していた大学の学食で、定食のご飯を空にした一人が俺に水を向けてきた。


 はじめ、本当に意味が分からずに首をかしげてしまった。それまで俺は腰に何か大きな怪我や病気をしたことはなかったし、それを周囲に話すようなことも当然していない。


 もし何か、例えば頑張って取得した免許で乗り回しているバイクで事故っていたとしても、家族は仕方ないにしても友人にはバレない限りバラさなかっただろう。変に気を使われるのが昔から嫌で、無理を通して怒られたことだって何回もある。


 そんな俺が、自分の弱点を誰かに話していたのか? どういう状況で? どういう心理状況で?


「何の話だ? 誰かと勘違いしてるんじゃねぇのか?」


 ――ぱっと思い浮かんで膨らむ疑問たちが、反射的に開いた口から出てきた言葉ですぐにしぼんでいく。


 そうだよ、こいつが記憶違いで交通事故を起こした誰かと間違えて話を振ってしまった、って方が可能性が高いじゃないか。


 心当たりゼロの心配を受けて、変に動揺してしまったらしい。全く、関係ない俺を巻き込むなんて、それこそもらい事故だろ。保険会社に連絡したらいくらか落ちるんじゃねぇか?


「いや、高橋こそ何言ってんだよ?」


「復活したの、ほんのひと月前だろ? 就活もセーブしながらだけどようやく参加できるようになった、って話してたじゃんか」


「結構デカい事故だったもんな。下手したら下半身不随になってたんだろ? それがあっという間に回復しちまうんだから、怪物かよってゼミの連中で笑ってたんだぜ?」


 が、返ってきたのは俺の別人説を否定するような言葉ばかりだった。


 周囲にいたのは四人の同期だったが、全員が口々に俺の事故と予後について話してくる。本当に意味が分からなくて、ちに//(時間切れ)


 うーん、やっぱり短編的な瞬発的なネタとオチが浮かんできません。できてせいぜい、長編か中編の冒頭状況説明くらいですね。短編、やっぱ向いてないのかな。


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