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1225回目 2022/7/21

 お題に沿って話を進めようと意識していたのもあって、無茶ぶりは全然手が付きませんでした。そもそも私、『一発ギャグ』ってどう作っていいかわからないですし。


 一回目

 お題『緩やかな湖』

 必須要素(無茶ぶり)『一発ギャグ』

 文字数『1082文字』 未完


 タイトル『湖畔の貸別荘にて』


「――どうだ? いいところだろう」


 家からずっと運転手をしていた父が、車の運転席から出てすぐにそう言った。


 静かな場所だった。木造のコテージと周囲に広がる森林に出迎えられ、それだけで普段の生活とは違う環境だと感じさせられる。


 それ以上に目に付いたのが大きな湖だった。湖面は静かで少し波が立っているくらい。生き物もいるらしく、後で釣りでもするか? と父は弟を誘っているのを横目で見やる。


 旅行に行きたい、と母が言い出して出かけたのがここの貸別荘だった。お手頃価格かつ家から割と近い場所だったこともあって、土日休みを利用した一泊二日で旅行気分を味わおう、という趣旨らしい。


 私は母と違ってゴリゴリのインドア派なので少しごねたが、家族のイベントごとだからと無理やり連れだされた形になる。こういう時、残る家族がアウトドア派だと肩身が狭い。


「へぇ、案外いい感じだね。お父さんもたまにはいいところ教えてくれるんだ」


「……そうだね」


 旅行の計画を丸投げしていた母の言葉に生返事をしながら、さっさとコテージの中でくつろぐために荷物を出そうとする。


 持ってきたのは一泊分の食料と着替え、残りは家族それぞれ持ち寄った趣味のもの程度だ。家具はコテージの中に一通りそろっているし、ガスも電気も通っているらしいのでそちらの準備もいらない。


 難点は電波が届きにくいようで、インターネットを利用するには不向きなのだとか。思い付きで計画した旅行なのに、すぐ行き先が決まったのもそういう理由があるからかもしれない。


「うわ、マジで圏外になってるよ。姉ちゃん大丈夫か? 毎日ネット繋いでるだろ? イライラして切れたりしないで欲しいんだけど」


「私をなんだと思ってるわけ? ちゃんと対策は取ってるからいいの」


 父にそそのかされたのか、早速釣竿を準備している弟を尻目に私物を入れた段ボール箱を運ぶ。


 中身は全部本だ。小説や自己啓発本、新書にエッセイ。タイトルやあらすじを見て面白そうだと思ったらすぐ購入するタイプだったのもあり、未読の本がいっぱいあったのだ。


 普段はネットサーフィンで時間がつぶれてしまう分、ここでは積ん読状態の本を消化するために時間を使おうと持参した次第である。電波が届かないと知り合いからのメールや電話もこないし、ゆっくりと自分の時間を過ごせるというものだ。


「ふーん、ならいいけど。じゃあ俺、親父と釣りしてくるから。晩飯は期待しててよ」


「スーパーで買った諸々があるから、坊主でも気にしないでいいから」


「ボウズ? 」//(時間切れ)




 二回目

 お題『うへへ、コウモリ』

 必須要素(無茶ぶり)『リアルな描写』

 文字数『975文字』 未完


 タイトル『純粋な好奇心と向こう見ずな行動力』


「――とったぁ!!」


 小学校の昼休み中、一人の男子生徒の大声が校舎中に響き渡った。近くにいた生徒や教師も何事かと集まってくる。それくらい興奮した状態の声量と声音だった。


「森田じゃん。何してんの?」


「見て見て! こいつ捕まえたんだ!」


 大声の主である森田に近づいたのは、彼と同じクラスの同級生だろう。何気なく近づいた時、テンションを上げた森田から手の中にいたそれを見せつけられる。


「うわっ!?」


『きゃああっ!?』


 瞬間、同級生は驚いて森田から飛びのき、逃げるようにしてさらに離れていく。すると森田が手にしたものが他の野次馬にも見えたのか、主に女子生徒から悲鳴が上がった。


「コウモリ!! どうだ、飛んでいこうとするのを空中でキャッチしたんだぜ、スゲェだろ!!」


 森田が嬉しそうに語る通り、彼の手は真っ黒な毛と血管が浮き出た不気味な翼をもつ生物を拘束していた。


 両翼を指で掴まれた状態のコウモリは、しきりに首や足を動かして森田の手から逃れようとしているらしい。が、がっちり翼を持たれた状態では反撃すらできないようで、ただ森田の手の中で暴れる事しかできていない。


 顔は豚のような鼻とつぶらな瞳で、見る人が見ればかわいらしく思えるのだろう。が、威嚇しながら歯をむき出しにしてギーギー鳴く様子は不気味であり、コウモリを間近に見た女子生徒のほとんどは逃げ出すように離れて行った。


 残ったのは好奇心旺盛な男子生徒と一部の女子生徒、そして嫌そうな顔をしながらも保護責任者の立場にある教師数名。


 コウモリなんてどこから捕まえたのか? と誰しもが抱く疑問は、コウモリハンターの口からあっさり暴露された。


「学校の廊下に、ほぼ毎日フンみたいなのが落ちてたから、絶対何かいると思ってたんだ! 何が出てきてもいいように毎日待ち伏せして、ようやく捕まえたんだぜ! うへへ」


 喜色満面で語る森田はよほど嬉しいのか、いまだじたばたと暴れるコウモリを掲げてにやにやと笑みが隠し切れない。


「そういえば森田って、何週間もここでボーっとしてたよな? まさか、コウモリ捕まえるためだったのか?」


「おう!!」


 すると、野次馬の中から森田の行動を知っていた生徒がいたらしい。それに返事をする森田は、テストで百点を取った努力をい//(時間切れ)


 田舎の学校だとあり得る状況だと思いますが、実際に『コウモリ』を捕まえる猛者はほぼいないでしょうね。私の通っていた小学校でも『コウモリ』が生息していた疑惑がありました。


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