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122回目 2019/7/15

 長時間の執筆に耐えられる体力が欲しいです。


 とある記事で、『どうして人生はこんなにもつまらないのか?』という疑問への回答が話題になっており、目を引いたので書き残してみる。


 引用ではないので読んだ内容を意訳した感じで記すが、簡単にまとめれば『人生をつまらないと思うのは今のあなたが満ち足りているから。逆に、人生が刺激的だと思うほどつまらないことほど大切に思える』。


 たしか回答者が東大を出た頭のいい人だったようで、そこそこの長さがある文章に賞賛の声がちらほら添えられていた。


 読めばなるほど、と思わせられるし納得もできる内容であるが、私はそれに少し『なろう』の読者を見てしまった。


 すなわち、『なろう読者』は『刺激的な人生』を送っている者が多いから、『ありきたりでつまらない成功譚』に引かれるのではないか? と思ったのだ。


 ここでいう『刺激的』は、ネットなどで見る批判の声を信じるならばおそらく『負の刺激(=逆境的状況)』と思われる。


 言葉を飾らず言えば、『人生に疲れている人』となるだろう。現実の人生に『いろいろあった人』だからこそ、どこかで見聞きしたようなハッピーエンドに安心して癒されるようだ。


 逆に、『なろう』を批判的に見ているのは『人生に不足がない人』が大半だと思われる。そういう人が作品に求めるのは、『なろう読者』とは異なった『非日常の刺激』と考えられる。


 ありきたりな表現をすれば、冒険のワクワク感とか恋愛のドキドキ感とか意外性のあるカタルシスとか、『つまらない日常』では味わえない『刺激』である。


 人間とは不思議なもので、隣の芝生は常に青く見える『無い物ねだり』の生物だ。上記のように読者もそうだし、作者も同じで『ブクマやポイントが多い作品』はうらやましいし嫉妬もする。


 なので、『なろうテンプレ』が未だにランキングを席巻(せっけん)しているという面を見ると、あくまで『なろう』は『現実社会に疲れている人』の声が大きい集団だと予想できそうだ。


 というわけで、一般的に『非日常の刺激』に重きをおく文芸やラノベなどを主に見てきた人は、『なろう』において少数派なので作品としても受けにくい、と思っておいた方がいい。


 とても大ざっぱな属性予測なので、数ある『なろう』分析の末端にでも沈めておこう。


 それがわかったところで、何か得をするわけでもない暇つぶしなのが悲しいところだ。


 画面に向かう集中力も、いすに座っていられる持久力も落ちていて、本当に老いを感じております。


 当面の敵は肥満ですね。やせたい。


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