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1219回目 2022/7/15

 書き出しを少しオーバーに書いただけで、続くストーリーはおおかた『なろうテンプレ』と一緒だと思ってください。


 一回目

 お題『うへへ、勇者』

 必須要素(無茶ぶり)『2000字以上』

 文字数『712文字』 未完


 タイトル『二つとないありふれた肩書』


 日本で生まれ、RPGをたしなんできた男子にとって、勇者という肩書は遠いようで近い憧れである。


 ゲームの中の主人公を自分に投影し、敵を倒し仲間と成長して、巨悪を倒す。ともすれば英雄しか歩めない王道を何度も疑似体験できるツールにより、勇者という言葉は魂の一部にこびりつくくらいには浸透している。


 そんな風に育ったからか、もしも自分が物語の主人公のように『勇者様』とあがめられ、頼られたら? などの英雄願望を抱いた経験のある男子も少なくないだろう。


 現実にはあり得ない妄想だとしても、何度となく繰り返してきた疑似体験による救世の経験が、絶対に手の届かない距離からもう少しで手の届きそうな距離にまで現実へと引き寄せている。


 のちに若さゆえの飛躍だと気づく記憶は、しかし確かな傷跡としてその人の魂に刻まれ、死ぬまで残り続けていく。


 良し悪しは関係ない。世界を救う勇者というフレーズは、RPGをクリアしたことのある人間には驚くほど耳に馴染んで育つのが、日本にあった環境なのだ。


「……え?」


「どうか我々をお救い下さい、勇者様」


 そして今、一人の平凡な男子中学生が、物語の中の登場人物と同じような道をたどろうとしていた。


 一時期からはやり始めた創作物と同じようなきっかけを経て、見知らぬ場所で見知らぬ人たちに囲まれかしずかれ、中学生は困惑しながらもおおよその流れを察した。


 察することができるほどには、ゲームなどの創作物に触れてきた人物であった。


「えっと……少し、考えさせてください」


 むくむくと胸の内から湧き上がる名誉心とは裏腹に、口から出てきたのは保留の言葉だった。


 勇者を関する//(時間切れ)




 二回目

 お題『消えた逃亡犯』

 必須要素(無茶ぶり)『海苔』

 文字数『941文字』 未完


 タイトル『罪を犯した逃亡犯』


「――どこに行った!?」


「すみません、見失いました!」


「探せ! まだそう遠くには行っていないはずだ!!」


 はぁ、くそっ。やっぱしつこいな、警察の奴ら。


 とはいえ、容疑が容疑だ。五人殺して行方をくらませる殺人鬼とか、そりゃ放っておけるわけないわな。


 これ以上の被害を出さないため、何より警察組織のメンツのために。


 ……しかし、これからどうしたもんか。


 咄嗟に隠れた廃屋は今にも風が吹けば崩れそうなほどボロボロだが、俺が潜んでいるくらいだから探せないこともない。


 運よく警察連中の視界から消えれたから隠れられたものの、ここだっていつまでも安全なんて保証はない。


 自分の未来をかけた鬼ごっこをしばらく続けてれば、嫌な意味で慣れも出てくる。監視カメラが町中の至る所にある現代じゃ、目も鼻も利く公権力から逃げようとすんのは至難の業だ。


「だったら冤罪かどうかもすぐにかぎ取ってくれれば楽なんだがな……」


 思わず口に出た文句のついででため息もこぼす。


 まったく、どうして俺みたいにチンケな万引き犯を連続殺人鬼に仕立て上げたのかね? アリバイがなくて犯行現場にたまたま近い場所で目撃された、ってだけだろ?


 もう少し頑張って捜査してくれよ、頼むから。犯人を捕まえられなくて焦ってたとはいえ、容疑者候補から勝手に犯人像を作って脚本に上げるのはマジで迷惑だっつの。


 ……あんまり愚痴ばっかり言ってても始まらないか。だいぶ走って体力使ったし、飯でも食って落ち着こう。


 指名手配なんてされてる状態じゃろくに飯も買えないから、当然確保したのは本業での戦利品。コンビニが色んな所にある国で助かってるよ、ホント。


 逃亡生活中じゃ食事だって気を抜けない。最初の内はおにぎりなんて適当なものを盗んでいたが、あれ海苔のパリパリ音が目立って落ち着いて食えなかったんだよな。


 実際、人気のないところで身を隠しながらおにぎり食ってた時に巡回中の警察に見つかって追っかけられたこともあるし。何とか逃げ切れたのはよかったが、あれは災難だった。


 今は食う時に音がしにくいってのと持ち運びに便利だからって理由で、カロリーブロックを優先的に拝借するようにしている//(時間切れ)


 お題の感じからすれば追う側(警察)の方が書きやすそうではありましたが、『海苔』の出しどころがないと判断してこうなりました。中身がないなぁ……。


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