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1214回目 2022/7/10

 全くといっていいほどネタも言葉も出てきませんでした。執筆の感覚がだいぶ鈍っているようです……ヤバイ。


 一回目

 お題『人妻の勝利』

 必須要素(無茶ぶり)『悲劇』

 文字数『681文字』 未完


 タイトル『作られた葬式』


 誰が言ったのかは知らないが、女は生まれながらにして全員が女優だ、なんて聞いたことがある。


 女性蔑視の文化的側面から来た偏見と、過去の裁判で露見した被疑者の証言からくる実例が混じっただろうその言葉は、しかし実際の日常シーンで感じることはさほどない。


 そもそも人間は性別に関係なく、誰しもが他人に見せるペルソナを持っている。他者との関係を円滑にするため、本音を隠して敵意に蓋をしながら仮面をつけて生きるのだ。


 とりわけ女性の方が演じるのも見破るのもうまい傾向にあるのは間違いないが、それで全女性を疑っていてはきりがない。


 格言というには大げさな言葉は、そんなこともある程度の話だと思っていた。


「この度は、お悔やみ申し上げます……」


「いえ……」


 声を潜ませる列席者に対して頭を下げる喪服の女性は、葬式で見送られる男性の妻だ。子どもはいないと聞いている。実際、親族席には妻と、夫婦の両親の分の椅子しか用意されていなかった。


 経を上げるお坊さんの声と、どこからともなくすすり泣く声が葬式会場に響き渡る。どこからどう見ても、人望厚く縁のある者から死を惜しまれた男性の葬式に見えたことだろう。


 その中で、どうしても疑いの目を向けてしまう俺はひねくれているだろうか? 取引先の顔見知りで上役と縁を繋げる機会だからと参加したが、ここまで人に慕われる様な人格ではなかったと記憶しているから。


 何せあの人、飲みの席だったとはいえ初対面の俺に不倫自慢をしてくるような男だったからな。俺の何を見て判断したのか、声を潜めながら赤裸々に語ってくれた//(時間切れ)




 二回目

 お題『12月の極刑』

 必須要素(無茶ぶり)『寿司』

 文字数『925文字』 未完


 タイトル『ラスト・ミール』


 人生最後の食事は何がいい?


 まさか、学生時代の他愛ない話をオッサン同士でするなんて思わなかったな。


「貴様の死刑執行日が決まった。12月12日の朝に執り行われる」


「へぇ? ゾロ目とはずいぶん縁起がいいな?」


「……ついにその減らず口は治らなかったか、日本人」


 黒人の刑務官に見下されながら、固いアスファルトの床に座ったまま死刑の告知を受ける。


 罪状は殺人や強盗、放火、強姦、その他もろもろ。全部の罪を合わせば死刑を食らっても仕方がない、どうしようもない人間だった自覚はある。


 それにアメリカでやらかしただけでそれだ。逃亡する前の日本でも犯罪はそこそこ手を染めてきたし、それも加算されてたらもっと豪勢な死刑を食らっていただろうよ。


「それで? 一週間前に告知とはずいぶん急な話だが、それを伝えに来ただけか?」


「そんなわけないだろう。こちらとて貴様と違って暇じゃないんだ。さっさと要件を済ませれば仕事に戻らねばならん」


「あっそ。で、その要件って?」


「ラスト・ミールを聞いておかなければならないんだよ。まったく、どうして死刑囚に甘い顔をしてやらなきゃならないのか……」


「ラスト・ミール?」


 なんだそりゃ? アメリカの制度にゃ詳しくないが、ニュアンス的に『最後の晩餐』ってことか?


「それは……希望は何でも叶えてくれるのか?」


「できる限り用意はする。過去にはバケツ一杯のアイスとか、大量のステーキやピザやハンバーガーを頼んだ受刑者もいたくらいだ」


「それはそれは……本当に自由の国は死刑囚にもお優しいことで」


 皮肉気に笑った俺の目の前には、今にも殺しそうな目で睨みつける刑務官殿がいらっしゃるけどな。寛容なのは制度だけで、それを動かす人間までそうとは限らない、ってね。


「さっさと言え。外国人はたいてい故郷の味を希望するものだ。用意するのにも時間がかかるんだよ」


「だから事前に聞いておかないと、ってか。安心しなよ。一週間も前に聞かなきゃいけないほどの難題を出す気はないからさ」


 さて、最後の晩餐か……。


「とりあえず寿司が食いたいな。グレードは何でもいいが、やっぱり新鮮なネタがいい」//(時間切れ)


 タイトルにもある『ラスト・ミール』はアメリカの中でも、死刑制度が残っている州で行われるものだと記憶しています。死刑がある州の全てで行われているかはわかりませんが、自分だったら何を望むでしょうかね?


 前提として死刑になるような事する気はないですけどね?


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