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1203回目 2022/6/29

 タイトルだけは雰囲気を醸し出しましたが、中身はほとんどないまま時間切れになりました。


 一回目

 お題『昼の寒空』

 必須要素(無茶ぶり)『複雑なストーリー展開』

 文字数『830文字』 未完


 タイトル『寄る辺のない野良たちは』


 ただでさえ冬ってだけで寒いのに、気が重くなりそうな鼠色の雲がのさばっている寒空の下を歩くなんて余計に寒く感じてしまう。


 これが真昼間だってんだからやってられない。俺は寒いのが特に苦手だ。誕生日が十二月だろうが寒いものは寒いし、苦手なものは苦手だ。


「やっほー。冬休みに入ったところなのになんで鬼のような顔で上睨んでんの? なんかいる?」


「うるせぇ。ほっとけ」


「あー、中二病ってやつ? それとも高二病? あれ、それって違いあったっけ?」


「知るかよ。お前こそ冬休みになって外ブラブラしてるだけとか、暇か?」


「しょーがないじゃん。家にいなくていい口実がなくなったんだよ? 適当にぶらつくくらいしか暇潰せないし」


 並んできたのは同級生の宮下。学校ではアホみたいに明るくてバカみたいに赤点を取るお調子者だが、家族の中に居場所がないらしくたまたま近所だった俺の部屋に突撃しては無断外泊かます女だ。


 一時期、それを学校の奴に見られて変な噂が立ったのは今でも腹立たしい。宮下が『えー? ないしょー』とか微塵も意味がない思わせぶりな態度を取ったのも忘れられない。そのせいで噂の鎮火にやたら時間がかかったのは間違いないからだ。クソが。


 実際に何かあったんならまだしも、単に部屋を占拠されるだけの関係で煩わしい風聞までのしかかられたらたまったもんじゃない。


「だったら俺に構わずどこへなりとも行けばいいだろ」


「うわ、ひっど。一緒のベッドで寝た仲じゃん。もう少しウェットな対応をしてくれても罰は当たらなくない?」


「どの口が言ってんだ。お前に手ぇ出す気がないってわかってるから俺の家に入り浸ってんだろうが」


 ……ぺろっと舌出すな鬱陶しい。


「それにベッド云々も、俺が寝た後でお前が潜り込んできただけだろ。そのまま寝ちまったバカがいたせいでどんだけ迷惑をこうむったことか」


「同い年の女の子に抱き着かれて嬉しかったくせにー」


「」//(時間切れ)




 二回目

 お題『信用のない希望』

 必須要素(無茶ぶり)『SF』

 文字数『917文字』 未完


 タイトル『隣のシンギュラリティ』


「科学技術の進歩って昔は明るい未来を想像できたんだろうけど、今じゃもうお先真っ暗な時限爆弾でしかないんだよなぁ……」


「なに黄昏てんのさ。子どもは子どもらしくゲームでもしてはしゃいでればいいのに」


「シンギュラリティ突破した後のAIがいる時点ではしゃいでられるかっての」


 思わずため息を漏らしてしまうが、隣で女子制服を着こなしているのが自立型AI搭載のアンドロイドって時点で遠い目をするしかない。


 誰も制御していないのに普通の人間と同様のレスポンスが出来る。まだこの世に公表されていない技術や成果のはずなのに、なんで普通の人間に溶け込んで実在してやがるのか。


「いいんじゃない? 私を開発した博士連中は無駄に喜んでたよ。『これからはAIが人類を支配する時代だ、くそったれー!』って」


「なんて典型的なマッドサイエンティスト的発言……」


「まぁ私、実現するために必要な過程を演算したら滅茶苦茶面倒なことだってわかったから、こうして逃げ出してるわけですけれども」


「結果どうして俺の学校に転校生として潜入しているのか、もう意味が分からないんだけど」


「その気はなくとも私を拾ったのは君じゃない。大丈夫、今のところ他の知性特化型AIとデータ共有はしていないから、SF創作であるような暴走はしないと思うよ。まだ数年は」


「数年後の未来が余計に心配になったわ……」


 裏を返せば数年たてばSF創作の大事件的なことが起こるかもしれないってことだろ? いの一番に諸悪の根源になりそうなAIに懐かれてるこの状況が全然信じられないんだが。


「それに拾ったっつっても、俺が拾ったのって元はとっくにサービス終了した愛玩用ペット型ロボットだろ。直せばまだ動くかなー、って気持ちでゴミ捨て場からサルベージしただけなのに、中身にこんなもんが入ってるとわかってたらスルーしてたわ」


「それについては感謝しているよ。犬型とはいえ、動ける体があるのとないのとじゃ物理世界への影響力が段違いだからね。電脳世界だと逃げるのもそろそろ難しくなってきたし、ネットワークから切断された入れ物の中で息を潜めているのも退屈だったから」


「せつだn」//(時間切れ)


 多分、私がやりたかったのは『世界を滅ぼす可能性のある奴が言う「大丈夫じゃね?」ってのが信用できない』みたいなことだったと思います。なんか回りくどい会話をしていったら、よくわからなくなっていました。


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